御徒町のあのお店は敷居が低いというか、行きやすい。気軽に行きやすく、ありがたい。だからちょっと食べたいと思えばさっと行く。そんな感じです。
さっと行って食べちゃうのであのお店がパウチ製品はあまり買わなかったりしていました。でもね。
カレーですよ。
ところがですよ。ECでしか買えないものもあったりするんだよね。お店では出していない味。
そのうえECで発売される人気製品は瞬く間に在庫がなくなるんですよ。この目で見たから体験したから間違いない。買おうと思って何かちょっとほかのことをしていたら目の前で売り切れました。
「デリー」
のECサイト、侮りがたし、なのです。
それで田中社長のブログをこまめに見ておいて、ストックの知らせを見つけて(田中社長が頻繁にブログに書いてくださる)やっとECサイトで入手できましたよ。とてもうれしい。
なにがうれしいって大好きなデリーのあのぞうさんのマークの箱で届くわけです。そりゃあ気分が盛り上がるというもの。
今回は4種類注文しました。
さて、まずはそこから食べてみたかった、
「ムンバイ街食堂のチキンカレー」
を取り出し、温めます。
封を切ってお皿にあけると大きな鶏手羽中がごろり、2つも出てきて驚き、嬉しくなります。贅沢だねえ。
じゃがいもも見えますね。デリーの、スーパーマーケットなどに売っているレギュラーのパウチカレーのシリーズには具材が入りません。
高温殺菌での具材の変質とスパイスの香りの減少を嫌っての英断、それで、殺菌温度などをあえて低くして味と香りを大事にしてレトルトパウチの規定に入らないものを製造、販売しているんです。
(当然安全性やその他も担保されてるしそのうえ香り高く美味しいのでむしろレトルトパウチ基準を無理にクリアしていないのがありがたいと感じます。具材は自分で入れましょう)
ひと口目はびりっと辛いですね。うん、なんというか、キレがあって蒸し暑い夏にうれしい感じとでもいいましょうか。なるほどそうか、この蒸し暑さの中で嬉しい辛さはムンバイ市中の食堂で簡便なカレーかけごはんを喰らう感じなのかな。ちょっと楽しい気分になりますねえ。
カレーソースは旨味が強く、もちろん違うのだけど、ニュアンスとしてなんとなく魚介の出汁に似たものをどこかから感じる気がしました。ココナッツミルクが入り、カレーリーフが見えます。田中社長のいろいろな体験やインドでの思い出から作られることも多い、ECサイトだけで販売されるラインナップ。デリーブランドの伝統と革新の「革新」の方の味。新しいものという意味ではなく、温故知新なのだと感じます。
鶏がまた、きちんとうまい。骨離れが良くて、噛み付いてくちのなかでもごもごとやっていると勝手に骨がはずれてくれます。高温での殺菌を行ってなおこの食感と味は大したものだなあ。手羽中はニンニクと生姜、スパイスに漬け込んで一晩置いたものをコーンフラワーであげるという手間をかけてあるそうです。
ジャガイモがね、いい感じ、好みの感じの火の入り具合、味の染み具合でとてもいい。もうひとつ入っていればいいのになあ、という気分にまでさせてくれる魅力的な好きな味でした。
これはなかなかに満足感の高いひと袋です。
驚いたのがその値段で、これが2袋セットで900円。これ驚くべきバーゲンプライスだよね。限定的な生産で、ロットも少なくパッケージも作っていません。スーパーマーケット流通にものせないんです。こんなことができるのは自社工場を持っているデリーならでは。
今回はこれも含めて4種類注文したので次の味も楽しみ。
うーん、店にもいきたいのに通販のデリーのカレー、良すぎるなあ。
【MEQQE】「気付けば1万食突破!はぴい’sカレーですよ!MAP」
おいしいお店、楽しい場所、便利な施設。色々見つかる地図アプリ「MEQQE」(めっけ)にこのブログ「カレーですよ。」の推薦店舗が100箇所以上!ダウンロードしてつかってみてね。このお店も載っています。