所沢のnegombo33の山田シェフが監修したレトルトコラボカレーがあります。これ、かなりのものだともいます。
カレーですよ。
山田シェフ、とても頑張ってらっしゃるのをうかがっています。
西所沢の本店から始まり、高円寺に続いて新宿ゴールデン街、川越と業態色々で立て続け。そのうえレトルトもやってらっしゃって八面六臂のご活躍です。
さてこの、
「所沢牛カレー」
シンプルな名前ですが内容とキャラクターは濃いね、これは。
東所沢の見澤牧場のA5ランク所沢牛、所沢で160年の歴史を刻む深井醤油の丸大豆醤油、そしてその所沢由来の食材を西所沢のnegombo33、山田シェフが腕を振るっての融合という素晴らしいものです。企画をまとめたのはご存知36チャンバーズオブスパイス。価値のある1食に仕上げてあります。
さて、温めて食べてみます。
食感、舌に少しだけ手応え感じるちょいざらっと感は良い印象で記憶に残ります。ナッツを使っていないはずなんですが粉末ないしペーストのナッツのような手応えを感じて面白いですねえ。
どこかから和風の感覚がやってくるのはたぶん深井醤油の丸大豆醤油の風味からかな。タマネギの柔らかい食感がほんのり残っていて舌にするりと寄り添ってくるのが素晴らしい。
食べ進めるとカイエンペッパーの底力が段々と存在感を増してきて、徐々に強く、辛くなってきます。途中で同時に酸味も同じく存在感を見せてアクセントになるんだね。油部分に香りと旨味がグッと入っているのがわかります。
なるほど、ビーフ、うまいぞ。大きいぞ。
3つのみ入るのですが3つかよ、じゃなくてかなり大きいものなのでおおいに満足感ありです。さすがにジューシーとはいかないですけど噛んでいくほどに旨味が強く出て、いいものが入っているという感があります。
旨味とサラッと感がバランスする面白さ。最後まで和風のイメージがついて回るのもいいね。
大変に美味しかったしスパイス強いカレーのはずなのに和風の印象もどこかにあって幅広い人に受け入れられる味ではないだろうかしら。
また食べよう。