どうも最近マイカリー食堂が気になって仕方がない。また行ってしまったです。
カレーですよ。
それというのも「マイカリー食堂」、ホームページに「カシミール」の文字があったんだよね。なんですと?と腰が浮きます。メニュー名は、「とろとろ牛すじカシミールカレー」といいます。
ホームページに載っていたポスタービジュアルには「牛すじの甘みxカシミールカレーの辛さ」とありました。まああれですよ。わかる、わかるなその感じ。わかるけど食べなければわかりません。さっそくうちから一番近いマイカリー食堂の、
「マイカリー食堂 水天宮前店」
へ。目の前が新大橋通りでうちから本当にまっすぐ一本道、そして目の前にパーキングメータあり。便利で仕方がないぞこれ。
さて、お店について抜かりなく他に何かメニューの目新しいものはないかを確認したところ、マッサマンカレーのメニュー落ちを確認しました。食べ逃したことを知り、その代わりのカシミールカレーなのかと納得したり。でその後松屋の方、本体でマッサマンカレー発売となったりしていて面白いです。
「とろとろ牛すじカシミールカレー」
さてまず、ビジュアルから。黒い。なるほど黒いね。そして白い皿にごはんと共に盛られてやってきます。なるほどなるほど。では味はどうかな。
当然ではあるんですが、オリジナルとはかなり距離があるねオリジナルはご存知でリーのカシミールカレー。本当の本物、元祖です。わたしが思ったのはこれ、ビジュアル、味、共にデリーではなくてロイヤルホストを源流としてここにやってきたのではないか、という感があったんですよ。異国の謎カレーという雰囲気は消えており、欧風から細分化してここまでやってきたのかもしれないと思わせるところもあるんです。そう感じた自分の舌が自分のことながらちょっと面白い。
とろみはある程度ついています。さらりではなくとろりなんであります。
下処理、調理してあるジャガイモ、これが大変うまいんだよね。肉よりこれをたくさん入れて欲しいと思わず感じます。辛く香ばしいカレーソースと組むと良いバランスを作り出してくれるよい具材です。そしてじゃがいもとニンジンの味と処理からもデリー源流を感じずロイヤルホスト源流を感じる気がしています。
つまりそれは、源流にあるデリーのカシミールカレーはその土台にインド料理があるということ。それをロイヤルホストが研究して自店で出すようになった時に変化があった。それはロイヤルホストの根っこが「洋食」にあってその作法や手法がカシミールの血の中に入り、ロイヤルホストのカシミールカレーになった。松屋フーズのこれにはロイヤルホスト寄りの感覚を覚えたのです。
細いことですが、こんかいこの世界観にいつもの松屋フーズの福神漬けは特に必要ないなと感じました。あれはうまいしいいものだけど合う合わないは確実にあると思います。全部のカレーに乗せないでもいいんじゃないかな。でもそれをやるからこそのマイカリー食堂なのかもね。
とにかく思うのは、デリーがあって、当たり前ですがデリー以上、デリー以前ははなく、そして柏のボンベイがあって、ロイヤルホストもある。そこに松屋フーズも入ってくる。もはやカシミールはニッポンのカレーの1ジャンルであり、それを作り出したのがデリーであって他の何者でもないオリジナルだということを、改めて再認識、人に伝えたいと思いました。
インド・カシミール地方にカシミールカレーというものはなく、生まれは湯島、生粋の下町生まれなのであることをみんなに知ってもらいたいのです。
そして、松屋フーズのカレーに対する好奇心はいつでも楽しいものです。
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