何回か通りかかって、気になって入りたかったんですがいつもタイミング、時間帯が悪くて開いていなかったんですよね。きょうは狙いで時間と曜日を見ながら行ってみました。やって食べられるな。
カレーですよ。
外見がなかなか個性的なお店でね。
居抜き物件であろうと想像できますが、ペイントで個性をうまく作り出しています。これは目立つし記憶に残ります。きちんと主張というものが見えます。
それで、もうひとつ記憶に残るのが、入り口扉脇には例の大きな金属の壺が鎮座。これはハンリとかハンディとか呼ばれるアレの巨大なやつだったか。なんと言ったか。マサラワーラーの武田くんがデーグというのだよと教えてくれました。
インド、オールドデリーにあるカリムホテルという食堂では調理場がホールとは別棟にあるんですが、細い路地に面したその調理場、大変面白いんです。オープンキッチンになっていて腰下ほどの高さ、1段高くしつらえてある調理場は、深く地面に掘られた穴の中に据えられるタンドールの脇に職人さんたちががあぐらをかき、背を丸めてはナーンをその壁に打ち付けています。これはタンドールのクラシックスタイル。地面に穴を掘ってタンドールとしていた頃の名残なのかな、と感じます。
その横でこの大きな鍋を4台ほど並べてコンロに据え、口を自分の方へ傾け、中を覗きながらかきまわしている、こちらもあぐらをかく職人さん。煮込みを調理中みたいでした。そんな光景を思い出しました。
「行徳ビリヤーニーハウス」
さて、早速店内へ。コンパクトな店内です。
メニューを見るにつけ、どうするか迷ってしまうんだよね。まえもお店の前まで来て年度もメニューを見て迷ってました。ナハーリー(ニハリ)、カラーヒー(カラヒ)、ハーレム(ハリム)と並び、おやここはムスリムレストランなのだな、と認識。とにかく魅力的なラインナップで困ってしまうんです。全部食べたいぞ。せっかくこういう場所に来たから肉料理を食べてみるか、とも思ったんですが、まずは看板からいかねばいけないでしょう。
「ラクナウー風 ビリヤーニー・セット」
を注文です。
インド、ウッタル・プラデーシュ州都であるラクナウのスタイルで作るビリヤニ。こんな昨今でラクナウスタイルの特徴など長ばなしをして根掘り葉掘りで聞き出すことはできなかったんですが、そのうちまた何か機会もあるだろうし。興味がつきません。
まずは恒例、驚きの導入。
やっぱりという感もありますがそれでもやっぱり驚くものすごい盛りでの提供。ビリヤニは大盛りがスタンダードだねえ。わかっていても毎回おおっと驚きます。
とにかく多い。すごく多い。大盛りもいいところですが、意外や大丈夫。米はふわりと軽く炊き上がり、味の輪郭強く、マトンは旨味たっぷり。しかもライタもじゃぶじゃぶとうつわに一杯で出てきて味変も抜かりなし。食べ切れてしまうのですよ。
おっかないなあ、逆に。食べられちゃうんだよあの大量のお米を。
骨つきのマトンもごろりごろりとたくさん入って満足感が高いです。
肉はマトンとチキンが選べてマトンはエクストラチャージがプラス100円。小さな差額でこりゃあ悪くないよね。
正直ちょいと単調になりがちな味なのも否めませんが、そこはそれ、ライタがある。ライタの酸っぱさと中に入ったバリバリと食感うれしいタマネギ、いいですよねえ。
それにサラダのドレッシングの甘さなんかでなんだかんだと食べ切れちゃいます。そう、あの甘いドレッシングも推進剤として使えるというわけですよ。
ナハーリー、カラーヒー、ハーレムにアールーゴビーなど魅力的なメニューも多いのでまた足を運ばねばならないな。
早々にまた来ましょう。おいしかったなあ。
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