ずいぶん久しぶりになってしまったお店です。オーナーシェフのアミットさんはお元気だろうか。そんなことを思いながら小川町から店へと急ぎました。珍しく人と待ち合わせだね。
カレーですよ。
ちょっと人とおしゃべり、、まあ打ち合わせというか悪巧みというか。
色々と相談したいことがあって神田須田町にやってきました。
集まったのは神田カレーグランプリ実行委員長、中俣さん。そして小説家、日本おいしい小説大賞第2回大賞受賞作品「わたしのカレーを食べてください」の著者である幸村しゅう先生。3人でちょっと集まって作り上げたいことがあったんですよ。
「アロマズオブインディア」
のチョイスは中俣さんから。
打ち合わせっていうか、提案というか。ガチャガチャうるさい店ではなく静かにしゃべれそうな場所ということでチョイス。実はわたしから提案でアールティの和泉町店というアイディアもあったのですが、そのタイミングで緊急事態宣言で休業にはいっていたらしくて。本店はやっていたんだけどね、あの個室のことを失念していました。あそこを使わせてもらうようにお願いしてみるのもアリだったなあ。次回、お邪魔しよう。
話の内容はさておき、「アロマズオブインディア」の料理。わかっていたはずなんだけど、思わず「こんなに美味しかったっけか」 とつぶやいてしまうほどにおいしい。うーん、おいしい。
チーズパコーラはとてもよいおつまみです。チーズといってもパニールを使うのでおなかに重たくならない。しつこくない味わいが嬉しいインディアンチーズフリッターです。
チキンティカ、よかったなあ。タンドールプラウンも大変においしかったです。アロマズオブインディアは焼き物がきちんと美味しいんだよね。やっちゃば横の時代からの良き伝統といえましょう。アミットさんがまだオーナーになる前の時代の話。
さあ、カレー。3種選んでみました。
インドレストランのディナーはやはり友人と複数人数で行くものだな、と思い知るわけです。種類が食べられるのは嬉しいことだよねえ。
ブラックチキンカレーは1日限定5食の貴重品。
なるほど、鶏肉が黒い、珍しい。味わいは深いのにこれまたもたれず舌に悪い感じで引っかかったままにならない感じ。ああ〜これはうまいなあ。
マトンローガンジョシュ、これがたまらなかったんです。いや、アミットさんのローガンジョシュ、すごいなあ。マトンのシチューという風情なのですが、とにかく濃厚。本来なかなか難しい複雑な味の肉であるマトンを生かし切っています。生かし切っていると断言してしまいましたが、本当にそうだから仕方がない。3人とも興奮してかぶりつきましたよ。まったく美味しい。うー、うっとりしてしまう。
アルゴビはわたしが選んだんですが、これも当たり。良いチョイスだった。シンプルなカリフラワーとじゃがいものサブジに近いドライタイプですが、これがまたよくてねえ。野菜だけでこれだけの強く印象に残る太い味を作れるのならお肉、なしでもいいよなと思わせるもの。もちろんお肉のカレーも欲しいんだけどね、みんなおいしいから。
そんな感じの料理をほおばりながら中俣さんと幸村先生を交えて神田というキーワードでわるだくみ。みんなが楽しく、おみせがしあわせ、地域が明るくなる。そんなことを想像しながら色々な意見を出し合いました。
うん、あのね、このブログで言うのもなんだけど、カレーじゃなくてもいいんだよ。
とにかく仕事の拠点が神田岩本町になったいま、わたしのテーマは「秋葉原・神田」という地域にフォーカスしています。