界隈で一番飲み物感があるのはあの店だよなあ。スープカレーとかそういうことではなくて、なんだかさらさら、さらさらと喉を通って胃袋におさまっちゃうという意味で。
カレーですよ。
お茶の水界隈のカレーの顔、みたいないお店がたくさんあります。駿河台下から神田神保町にかけて、そうおいお店がいっぱいあります。界隈のカレーの顔、なのにいっぱいあるんだよ。それくらい、ちゃんと個性があって長く愛されるカレー店が多いということです。
「エチオピア」
はなんだか界隈で一番飲み物感があるカレーだなあと感じているのです。
味が、香りがそうさせるのか、それとも後ろにに並ぶ客のプレッシャーからか。カレーが「いいのいいの、噛まないで。さらさらーっと行っちゃおうよ」と誘うわけです。もっとシャバシャバのカレーの店だってあるし、スープカレーだってありますけど、なのにそちらではそういう感覚はやってこないんだよね。エチオピアだからこそさらさら行くんだよ。なんだろうなあこの感じは。
「ビーフ野菜 4倍」
としました。
だいたいいつも4〜5倍が心穏やかなまま食べられるのでちょうどいいなと思っては注文しています。
季節にもよるかな。無駄に汗をかかないで済むのもありがたいということで、この夜はそんな感じ。
この日は19時すぎての食事でした。やっぱりカレーがささやいてくるんだよ。「さらさら行っちゃいな」仰せの通りにさらさらと食べ進みます。
実は野菜は頼むとちょっと後悔もするんです。ブロッコリーはどうしても油くさくなるよね。これは承知の上、仕方がないんです。あんなにアフロだからどこの店もこればっかりは。あと、えのきが束で入ってるんだけどあれ束なので、バラバラにしてないので、熱いカレーソースを絡め取って口に入れると熱さに絶望するのです(笑)あれはなんとかしたほうがいい。根菜中心だといいのになあ、とか思います。
例によっておかわりすると多すぎるのでじゃがいもはカレーが来るまでおあずけ、カレーが来てからスプーンで割って皿にに放り込みます。
そうそう、ビーフの脂身とじゃがいもは合わせて食べるべし。しつこく無くなってますますさらさらーといけますよ。おすすめしたいです。
エチオピアには人それぞれの流儀というものがあるのよね。