【クルマ旅】OYO プチホテル花南 車山高原で体験宿泊。まずは道行き、寄り道旅。

キャンペーンで応募したらOYOいちにちアンバサダー的なお役目もらってお泊まり権を手に入れまして。かなりうれしいです。

そもそもポイントも興味なく懸賞応募もせず宝くじも信じないわたしがなぜこのキャンペーンに乗ったかというと、ですね。

OYOホテルを知っていたから。なんで知ってたかというと

 

「インド発祥のホテルグループだから」

 

です。

わかりやすいぞ自分。なにしろ「カレーですよ。」ですからね。

https://oyojapan.jp

ニュース、覚えていますよ。インド発のホテルチェーンにソフトバンクグループ孫正義氏が1000億円を投資したというはなし。

2012年インドでスタートし、わずかな期間のうちに有名ホテルグループのマリオットに次ぐ客室数となってという躍進。FC方式で既存の旅館やホテルをグループに加入してもらうやり方で、加盟するホテルに運営効率化の仕組みを提供、メリットとしています。主に宿泊予約、空室管理関係とカスタマーサポートの負担を加盟ホテルから軽減してあげる方法で世界中で急成長しているようです。

なるほどねえ、個人営業の旅館で一番ノウハウと注力が必要なところですが一番難しいところでもありましょう。

という感じで、それはさておき出発です。向かうは、

 

「OYO プチホテル花南 車山高原」

 

白樺湖のそば、車山高原周辺の山岳ハイクやキャンプなどの前線基地として言うことなしの立地です。冬ならスキーですね。「車山高原SKYPARKスキー場」や「エコーバレースキー場」がすぐそばです。

わたしはどうにも山梨、長野方面を愛しているようで、国道20号線を愛しているようで、皇居から中央線沿いに富士山方面に向かう龍脈に逆らえないようで、どうにもいつだって山梨から長野方面へ向かってしまうのです。そんなわけでいつもクルマで山道や下道をあっち方面へ向かうわたしですが、あんまり泊まりではいかないんです。車中泊してしまったり仮眠しながら帰っちゃったり。なので、一泊泊まってそこから行き先エクステンド、というのは新鮮です。

 

そんなこんなで、今回とてもいいチャンス。帰りを気にせず(いつも気にしいてないけど)ゆっくりと車山高原や霧ヶ峰周辺を楽しめそうです。

早朝の出発、調布から中央道に乗ったんですが、なんか笹子トンネルとか小仏あたりもナビではまっかっかにそまっていて。こりゃあまずいとすぐ高速降りてついでに脱線、談合坂スマートICから出て旧甲州街道を楽しみます。下道旧道サイコーだよ。

池波正太郎の「剣客商売」の主人公が住んでいそうなお家を見つけたり。

山中の旧甲州街道、途中に一里塚とか見つけたりとなかなか感慨深い。うーん、いいね。看板の謂れをじっくり読んだりして楽しいです。

ここは「恋塚一里塚」という名前。上野原市の山中にあって、日本橋から数えて21里塚ということになります。昔の旅人はこういう場所で休んだり、お茶を飲んだり馬に草を食ませたりしたんだろうねえ。

あたしもここでコンロとヤカンを広げてお茶でも、と思ったけどまだまだ先がありますからね。進みましょう。

とちゅう、甲府でランチ。久しぶりになってしまった「ショークディー」でタイ料理のランチ。充実です。すごいよかったのでこれはのちほど別の記事で書きましょう。

北杜で道の駅はくしゅうに寄って湧き水を汲んで、南アルプスに登る美しく大きな月にしばし見惚れます。

震えが来るような光景、月明かりに照らされる山々は谷口ジローが描く「神々の巓」の恐怖と神々しさを感じるあの絵を思い出させます。夢中で写真を撮ってましたけど、機材と腕の不足でこんな感じで精一杯。

夕方遅くにぶらぶらとたどり着いた「OYO プチホテル花南車山高原」。これがなかなかに素敵な佇まいなんです。

ヨーロッパ、ドイツの家屋の雰囲気がちょっとあってね、風情があってとても感じいい。

内装がまたシックで心地よいんです。この季節、暖かな部屋に入ると心からほっとするよね。この日は火が入っていなかったですが、もう少し寒くなると暖炉に火が入るんでしょうねえ。いいなあ。

部屋の扉の鍵も鍵穴に大きな鍵を差し込んでぐるりとまわし、クラシックなドアノブをまわして開ける、渋いもの。大人っぽくていろいろと好みで嬉しくなりました。

お部屋と館内もいい感じ。部屋の天井が片流れでなるほど山の宿っぽいんです。

窓からの景色も良いし、その窓そのもの、上下開きになっているところなどヨーロッパ風でおもしろい。ヒーターはパネルタイプの大きなものがついていてノブを捻って温度調節をする、あまり見かけない感じで珍しいもの。

風呂も新しかったりモダンだったりではないんですけど、手入れが行き届いていて清潔です。

山のロッジらしさがあってシックでシンプル。こういう感じ、いろいろ気分がいいなあ。オーナーがまた素敵な方で、色々とお話をうかがえてとてもたのしかったんですよ。

ちょっとだけお仕事をしていると、お、部屋の電話が鳴った。ディナーのお知らせです。

さて、夕ご飯。館内のダイニングにいきましょう。