富士吉田にある大好きな紅茶と洋菓子のお店「アーヴェント」のはつめさんから連絡が来ました。大月の山の中で行われるクラフトフェアに「アーヴェント」が出店するそうなんですよ。
いくいく、山梨大好き、大月、近い。
カレーですよ。
しかも!笹子峠の入り口にある大好きだったあの場所。現在移転の真っ最中で大変な「大黒屋 サンガム」さんも出店、カレーを出すという話しを聞きました。2つも理由ができれば行かない訳にはいかんでしょう!うちの奥さんとふたり、楽しみに出かけていきました。
が、
なんということか。あまりにも中央道、甲州街道が混雑し過ぎていて辿り着かなかったのですよ。土曜日の渋滞で目的地につけないんです。こんなのは若い頃の自宅〜六本木以来のことだよ。みんな外出たいんだよねえ。わかるよ。で、意地になって翌日。早朝にひとりで再度出発、はたして捻り出した余裕の時間で中央本線を走るあずさを撮影する時間も作ることができちゃったり。
鼻息荒く開園15分ほどの会場に到着。ここでまた驚きです。
「ギャラリー 民」
は大月、真木の山の途中にあります。
けっこう標高を上げていくな、という感じの細い急な坂道を上がってゆくと、森の中にマーケットができていました。
「真木アート・クラフト市」
へえ!すごいぞ、意外なくらい人で賑わっています。駐車場に待ちができるくらいだったものね。
毎年開催されていろるそうで、今回でもう22回を数えるんだとか。県内近隣から遠隔地まで幅広い出店者が集まるマーケット。
森の木々の中にできた、ざっと30ブースほど。アクセサリー、木工、陶器、ガラス、いろいろなクラフト作品が展示販売されていて、みていてとても楽しいんですよ。決して広い市ではないけど面白くて何度も会場をぐるぐると歩き回ってしまいます。雰囲気、いいなあ。
ひとしきりみて回り、まずはカレー。売り切れてしまわないようにあわてて、
「Masala Sangam」
さんのブースへもどります。
実は到着後、一番初めに目に飛び込んできたんですよね。なにしろ会場入り口に炭火の大きなコンロを据えた「Masala Sangam」さんのブース。
「Masala Sangam」。この場所、大月真木のわりと近隣となる笹子峠。笹子トンネルではなくて旧道の方の峠の大月側にあった、古民家でゲストハウスを営みつつネパール料理を出していた「大黒屋サンガム」。素敵な場所でねえ。数回おじゃましたことがあって、あの幸せな空気は忘れ難いのです。そして現在、笹子峠のあの古いおうちを閉めて、長野への移転中なんですよ。
元を辿ると実は国立に店があったんだよね。しってました。随分前、10数年前に行った記憶があります。まだこのブログも書き始めてなかった頃だったんじゃないかな。
その後の笹子峠での古民家ゲストハウス兼レストランの営業を今回終えて、「Masala Sangam」の名前で新店がもう間もなく新規開店なんですよ。SNSでご自分たちで壁を塗り、厨房を作り、とDIYで店作りが進むのを楽しく拝見させてもらっています。
移動販売は「大黒屋サンガム」時代からやってらっしゃったようで、今回「真木アートクラフト市」に初出店とのこと。
アートクラフト市に出店しているブースに近づいてみると、メニューはタンドリーチキンとチキンサブジみたいです。よしよし、どっちももらおうっと。タンドリーチキンライスとサブジをもらうことに決めました。
お店にはサンガムのだんなさまがいらっしゃいました。奥様は同日開催されているもう一つのイベント、笹子の笹一酒造の庭で行われている骨董市にいらっしゃると聞きました。
だんなさま、笑顔がまぶしい感じのいいかた。奥様からわたしの名前はきいてらっしゃるようでお邪魔したら喜んでくださいました。大変嬉しいです。
カレーはチキンサブジ。チキン入りの野菜煮込みでこれが実に美味かったなあ。タンドリーチキンもおいおい、こんなに入ってるの?と驚く大ボリューム。美味しいカレーとタンドリーチキンに大満足となりました。ああ、しあわせ。
次にうかがうのは多分、長野になるのかな。とても楽しみです。
そののち、メイン会場の森のマーケットのとなりにある「ギャラリー民」へ。奥では富士吉田のケーキと紅茶と焼き菓子のお店
「アーヴェント」
のはつめさんが紅茶を淹れて待っててくれました。
おいしい紅茶をいただいて、アーヴェント名物の焼き菓子「つえ」をつまんで。ギャラリー民には裏にテラスがあってそこでしばらくのんびりしましたよ。
はつめさんには主催の方や出展者のかたを紹介いただいたり、お茶やうつわの話しなど、長々話し込んでしまったなあ。お店のお邪魔する時もいつも長々話し込んじゃうんですが、今回はお店の時よりいっぱいしゃべったかも。楽しかったねえ。
陽が高いうちに皆さんに別れを告げて、もと来た道を戻らずに、さらに峠を上へいってみることにしました。雁ヶ腹摺山を1560mの大峠まで上がりました。気分が良かった。
途中でちょっと良い渓流を見つけてクルマを寄せ、しばし暗くなるまでのお茶の時間。良い一日でした。