カレーなしよ(神田 味坊)ラムで生姜焼き。

デジタルキッチンでラジオ収録、安定感が出てまいりました。プロデューサー兼カメラウーマンのTさんとのコンビネーションもぴったりで気持ちがいい。ゲストの方をお招きして慌てず落ち着いてラジオ収録、です。

そんなスタジオ「デジタルキッチン」で仕事を終えてランチタイム。歩いて靖国通り、ガード脇を神田界隈に抜ければ飲食店天国。ランチを、など考えている時、実はの1番の難関がここ。神田のガード脇の道なのです。なぜ何巻なのか、なぜ危険なのか。それはつまり「カレーじゃない美味いものの店もこれでもかというくらいたくさんある」ということなのです。

割とすぐ危険に突き当たるんですが、そここそが、

 

「味坊」

 

です。ダイスキ味房!

何しろ魅力的なラインナップでうずうずしてしまう上に、当たり前ですがカレーはないわけでして。

この日引っかかってしまったメニューは、

 

「ラムの生姜焼き」

 

いや〜生姜焼きであるということだけでも強力な吸引力を有するわけですが、しかも「ラム」だって。捨て置くわけにはいかぬ組み合わせでしょうこれは。一度通り過ぎるふりなぞしてみたのですがそんな抵抗は叶わないわけです。見事に引っかかって今日予定していたカレーはなしとなったのでした。

さて、例によってカウンター、厨房、レジのある店じゃない方の「小屋」とわたしが呼んでいる棟に通されます。注文をして、入口そばのテーブルに無造作に置いてある漬物と惣菜を小皿に勝手に取って自分のテーブルに並べておきます。この感じがまた楽しい。大陸的です。

程なくしてやってきた「ラムの生姜焼き」が思った通りの味すぎて嬉しさが込み上げます。よだれもたれるってもんです。

正しく定食屋の生姜焼きの味付けになっていて、期待を裏切られません。当然メシ泥棒的甘辛味付けなわけでたまらない。

危ないったらありゃあしない。

しかも困ったことに副菜として名物の麻婆豆腐までついてくるんです。これがまたさ、バカウマでさ、毎度「ああ、やっぱり麻婆豆腐定食にすれば良かった!」と強く思う危険なヤツ。

つまりこの日と次回の2回分のカレーがパーになるわけです。それくらいうまいんだよ。

 

今度神田に行くときは違う道でいこうと毎度誓っては忘れ、ここで幸せになっているわたしなんです。