やっぱりいいなあ、と改めて思うお店が、神田駿河台下のビルの2階にあります。
カレー専門店です。
カレーですよ。
これを書けばすぐわかるあなたは神田神保町の通ですね。
とはいえ神田神保町界隈、とにかく10年、特にここ5年でカレー店が集中して新店ラッシュでした。
その中でも生え抜きは、
「ビストロ べっぴん舎」
なんというかなあ。何度かお邪魔しているんですが、いつも同じことを感じます。「料理に集中できるなあ」という感覚がいつもあるんですよ。
なんでそう思うのかなあ。あのカウンターのおかげかしら、それともその皿の中身そのものの力かな。
いや、両方なのだろうね。
「赤の薬膳べっぴんカレー」
を注文ました。
辛さを5段階ある3にしてみました。ほどよく汗をかく気分の良い辛さで、チョイス、成功です。
さらさらのカレーソースの中にはたまねぎのミジンがたくさん入っていて、それがふわりとした食感で旨み深く、とてもいいもの。適切な辛さと良い香りに包まれて幸せのままにスプーンを振るいます、止まらないです。
骨離れいいチキンドラムスティックもチャームポイント。その骨離れの良さを誇るかのように用意されるカトラリーはスプーンのみで、たしかにスプーンでつつけばはらりとほどけるチキンには箸、フォークは必要ないこと、身をもって体験できます。素晴らしいねえ。
素性の良さを感じる、まとまりとバランス感じる良質カレーです。
なんというか、中毒性、常習性があるのよね。
赤を食べるとさっさと黒い方も食べたくなるんですよ。それで、そっち食べるとまた赤に戻りたくなる。魔性です。
とりあえず、次は間をあけずに牛すじカシミールといきたいねえ。