ある日、三重県から荷物が届きました。予告なく、いやちがった予告はあったんだよ。しかしこんなに重たい荷物とは予想してませんでした。
驚いたんだよ。重たいんだよ。なんだこの量の荷物は、本当に重たいぞ(笑)ちょっと二度見してもう一度持ち上げてみるくらい重いんです。しかも重いからPPバンドまでかけてあるし。何事か。これはレトルトカレーではないぞ。
カレーですよ。
レトルトカレーでした(笑)
梱包を解くと、あ、なるほど納得。なにしろ「伊勢醤油本舗」からの荷物ですからね。お醤油も送ってくださったのか、上野毛戸社長。これはすごく嬉しいです!とはいえ今回のメインはカレーです。
上野毛戸さんから新しくカレーを開発したので送りますよ、と予告をいただいていました。上野毛戸さん、上野毛戸さんと連呼していますが、上野毛戸さんは上野毛戸社長です。ヤマモリ株式会社のグループ企業、伊勢醤油本舗株式会社の代表取締役です。なんだかんだで細く長くおつきあいが続いていて嬉しい限り。
ヤマモリの頃からずいぶん長くお世話になっています。わたしのことをいつでもお気遣いいただいて、とてもありがたい。
しばらく前から醤油の方のお仕事に邁進してらっしゃって、カレーでのつながりがなくなってしまって残念に思っていたんですが、驚きの伊勢醤油本舗ブランドでのカレー開発。
これは素直に嬉しいです。
薬膳シリーズ「いのちのたね」
という新しいラインナップがスタートしたそうなんですよ。
薬膳料理研究家のパン・ウェイさんが監修。著書もたくさんお持ちで、代々木八幡に中国料理と薬膳を主体としたキッチンスタジオを構えて料理教室を主催したり食品開発を行ったりしている先生。カレーのブランドではなくて薬膳ブランド。薬食同源、食養生。薬膳がテーマのカレーと粥、スープのラインナップになっています。
そのなかでカレーは3種。まずは、
「いのちのたね 牛肉の薬膳カレー」
からいただくことにしました。
カレーソースはタマネギや野菜のふるふるとしたとろみ感じる食感。スパイス感を感じるピリ辛の、しかしタマネギを中心とした野菜からやってくるふくよかさと甘味、旨味で優しいお味。ビーフがちゃんとたくさん入っているし、かみごたえもあるねえ。
ときおり混じる小さく割ったはと麦が良い感じです。
スパイスはきちんと役割を果たしてい流のが感じられ、汗もかかされるんですが、全体の印象はいやな油を感じない、からだと胃袋がキツくない穏やかなカレーという印象です。うん、これはいい感じ。油が控えられているからでしょうね、冷めてもキツくならないんですよ。これはいい、とてもいいです。ちゃんと体に優しいものを食べている感が残るのはすばらしいですね。もちろん保存料、着色料、化学調味料不使用です。
トッピングだ付け合わせだと、いろいろいじくるのがはばかられる、さらりとしたいいカレーです。ストレートに食べたいね、これは。
正しい基本のカレーだと感じました。
上野毛戸さん、これ、いいです。いい製品をお作りになりましたね!