とにかく選択肢の多い駿河台下のこの一角。カレーやさんが集中している特異点とも言える場所です。
カレーですよ。
最近ではカレー店を名乗っていなかったお店さえもカレーの店と看板に書いてたりして驚かされるようなそんな現在の神田界隈なんですよ。町がカレーで盛り上がっててよいと思います。中俣さんの努力も大きいなあ。
さて、駿河台の坂道とその横の細い道を囲んだ三角地帯がカレー集中特異点。この日はそこから
「カレー屋ばんび」
を選んでみました。とても久しぶりだなあ。
バンビはわたしの中ではハイブリット、というイメージがあります。バンビの名前で思い出すのはこの場所にかつてあった洋食店。私もずいぶんお世話になりました。バンビランチすきでした。あのまず出てくるスープとか忘れがたい。
で、出てくるカレーはメーヤウ的で、テーブルにはちゃんとプリックナンプラーも備え付けてあります。こらがもうどれだけ嬉しいことか。なにがどうとかそんな事は知らないしどうでもいいのです。とにかく美味いカレーが食べられて、そのテーブルにブリックナンプラーが置いてある。この事実だけで充分だよ。それはつまり、幸せ一直線と言うこと。
「ポークカリー」
これがなかなかよい感じでね。甘みの要素がほぼない、さらりとどろりの中間位にある粘度。大きな肉がどーんとカレーソースに浮かび、その横に輪切りのフライドポテトがこれまたどんと入っています。フライドポテトの食感がちょっと面白いのよ。揚げてあるので表面にエッジがあるのです。この感じはあまりほかでは見ないな。
ポークも柔らかく上出来な仕上がりです。
そしてプリックナンプラーを1かけ2かけすると至福がやってきます。ついつい昔の癖で白ごはんの部分にプリックナンプラーをかけてそれだけで食べてしまうんだよ。ああ、これやめられない。何十年経ってもやっぱりやっちまう。実はこれが1番好きなのです。
覚えたのはメーヤウではなくて高井戸時代のピキヌー。なつかしいな。オートバイで通ったなあ。
あ!!うっかりしていた。プリックナンプラー、自分のところでつけてらっしゃるようなんですが、買って帰れるみたいなんだよ。これも高井戸ピキヌーを思い出すなあ。
今回は買って帰るのを忘れちゃったんですが、次回は必ず買って帰ろう。自宅で心おきなくプリックナンプラーごはんを楽しむのだ。ってカレーどこ行った?(笑)