カーンさんのところに立ち寄ることにしました。あの笑顔と、弁当を買うお客さんにもちょいと一杯、チャイを振る舞ってくれる心優しさ。そしてなによりカーンさんのまつ毛の長いチャーミングな目尻が下がるのを見たくて弁当を買いに行くわけです。
カレーですよ。
新宿を通りかかって、それが夜だったら割と高い確率でカーンさんの店の前にクルマを停めます。
クルマなのでいつもお弁当。でもそのお弁当でしか食べられないメニューが大のお気に入りです。
「パトワール」
はわたしにとってそういう感じでカーンさんの笑顔とお弁当を手に入れる場所。
メニューはもうわたしは固定になってしまっているキーマカレー弁当。
「C弁当」
です。もうほぼ間違いなくそれ一択です。
キーマカレーなんですが、知っているキーマカレーのどれとも違うパトワールだけの、カーンさんだけのカレーなのです。
断る遠慮がなくなったわけではないですけど、でも毎度その心意気に嬉しさこみあげ、ありがたくサービスをしてもらいます。
カーンさんが特大の笑顔と共にでかいカバブをC弁当の上にドカンと置いてくれます。
ああ、うれしいなあ。ケバブ、でかいなあ。
カーンさんとわたしの間にある友情と、いつでもメディアや個人媒体で応援しているからこそのサービスです。日本人はそういうのを「ほんの気持ち」などと自ら言うでしょう?カーンさんは何も言わずにケバブを乗せてニヤリと笑います。本当にたまらない気分になるんだよね。
うれしさと友情と。そういうカーンさんがとても好きです。
結局大好きな「C弁当」はいつしか「大好きなカーンさんの作ったC弁当」であるから、スキ。そういうことになりました。