カレーですよ4825(錦糸町 アジアカレーハウス)錦糸町、バングラデシュの夜。

久しぶりに錦糸町丸井の裏にやってきました。あ、いや、実は久しぶりでもないか。並びの鰻屋にはちょこちょこと弁当を買いに来ていました。

 

 

カレーですよ。

 

 

鰻は「宇奈とと」。格安お手軽の鰻屋さん。よくお弁当を買っては母に届けています。ついでにわたしも弁当の出来上がりを待ちながら鰻丼を食べたりします。

で、並び。こっちはちょっと久しぶり。

 

「アジアカレーハウス」

 

にいくことにしました。

東京のカレー史においてわりと大きなポイントとなっているお店だと思います。わたしは「カフェ東京」時代からウォッチしており、その後の深夜営業のみの時代を経てずっと見せてもらってきました。雑誌取材も自分の連載やプレイボーイ誌を連れて行ったりと数回お願いをしています。ありがたいな。

そこらへんを基点としてみると日本のアジア料理の動きに少なからずこのお店が影響を与えているのが見えてきます。バングラデシュの料理というふうに幅を狭めると、錦糸町のバングラ料理の老舗バスモティで始まりアジアカレーハウスが広め、というところかな。その間に錦糸町の風俗営業の話を絡めてやると色々と面白いものが浮かび上がってきますが、割愛。

さて。

 

「トゥデイズスペシャル」

 

店内は暑く、狭く、旅を感じさせる空気が満ちています。随分経ったけどそこは健在だなあ。温度計がカウンターの中にあります。よく読み取れないが、どうやら30度ほどるようす。それでいいと思う。そんなでいいのよ。これは「旅」だから。

お客はわたしひとり。中途半端な時間だからだな。

さあ、今日の晩飯がやってきたよ。

サラダはちょっとマリネというか浅漬け風になっていてね。いつものやつで、これは好き。ライスは色付き味付き。カルダモン、ガリリ。胃腸に良さそうな香りが弾けます。

カレーは、これはマトンだ。骨つきマトン、大変柔らかく、極めて食べやすい。これは旨い。

すごいものでもなんでもないのですが、これ以上何を望むのか、という味がします。

こういう食堂のメシが好きなのよ。そこには日本もバングラデシュも関係ないと感じます。

どこの国だろうが、普通の人が作る普通のメシがいいよ。