正しくカレーライスというものの楽しみは、その皿さえ目の前にやってくれば必ず満腹にしてもらえる、という期待感。カレーライスを思うとき、わたしはいつでもそんなことを考えるのです。
カレーですよ。
さて、実はこのレトルトカレーは結構前にたべていい印象が強かったやつ。その後「文春マルシェ」への寄稿のお仕事でこのカレーがお題としてやってきた時には嬉しさとご縁を感じたものです。いやね、これがなかなかに良いもの、うまいもので。「文春マルシェ」のチョイスはさもありなんと感じています。
名前を、
「咖喱亭 ビーフカレーカレー」
といいます。
実店舗があって、行ってみたいとおもっているんですよ。
岩手宮古市、宮古湾沿いを走る国道45号線に面し他店のようで「特定非営利活動法人 イーハトーブとりもと」という団体が運営。ホームページには「岩手県宮古市のうまいもん製造所 就労継続支援A型事業所鳥もとです。一般企業などでの就労が困難な障がい者が、様々な生産活動などを通じて、就労に必要な知識および能力の向上のために必要な訓練を受けることができる通所系サービスを行っています。」とありました。
価値のある取り組みを行なっていらっしゃり、尚且つきちんと美味しい、そりゃあ応援したくなるってもんです。
ビーフカレー中辛、肉が大きいんだよ。岩手県産の和牛です。
皿にすべり出た肉の大きさに驚かされます。たくさん入っているってのももちろんいいけれど、それより大きいのが入っているというところの方がありがたさが強い気がするのです。
実際これ、うまい肉で、おお、と声が漏れたりします。その肉以上にカレーソースがうまいんだよなあ。タマネギのふくよかさを果物や牛乳がその奥行きを後押ししてコク深く完成度高い良いものでね。これはちょっと定期的に食べたくなるねえ。ちょっとしたご馳走ですよ。
何かうまい言い訳や仕事など作って岩手の店に行ってみたくなるねえ。
これを仕込んだコックさんの話を聞いてみたいんです。
文春マルシェ 「 美味随筆 」
https://shop.bunshun.jp/store/u_page/essay_0032.aspx