仕事で遠くに出かけると、その仕事の現場の近くにある農家さんの直売所や道の駅に立ち寄るのです。何しろ野菜が好きなもので。
カレーですよ。
一次産業のそばにあるお店で食べたり買ったりするのは楽しいものです。値段が安い(物流に乗せてないのでそうなる)のもあるんですが、何より新鮮なのと農家さんたちと近いところで買い物をするというところで安心や満足感を大きく感じるからなんですね。
そんな中で、そういうお店はお弁当の扱いのある場所が多いのです。
ここ何年かで気がつくのはわたしの場合、千葉が多いのですが、道の駅や直売所のお弁当にインド料理が紛れ込んでいることが多いんですよ。面白いなあ。
ビリヤニの名前の弁当もちらほら見かけたりしてね。そんな発見が「驚くべきこと」であったのは3〜4年前。今では普通によく見かけます。
日本に馴染んで融合を始めているインド亜大陸周辺の料理、そのわかりやすい成功例はバターチキンカレーですね。あれはムルグマッカニだったりチキンティッカマサラだったりするわけですが、そこをわかりやすく英国風にバターチキンカレーと呼び始めて今の成功があると考えています。
そしてビリヤニ。
なんとなく、ではありますがビリヤニという炊き込みご飯、大半の日本人はあれをインドのカレーチャーハンだと思っている節があります。だからこそビリヤニがバターチキンの次に日本の食に融合してくる第二のインド料理なのではないか、と最近やっとそう感じるようになって来ました。
早い人はそれを唱える人もごく少数いたんですが、今、なのではないだろうかと思います。今だから説得力も増し、わかりやすくなったと言えます。
喫茶店のマスターがビリヤニをメニューに載せるのは、日本の大手カレー調味料メーカーがビリヤニをたとえば固形ルウ的なポジションで商品化するのは近いのではないかと想像しています。
千葉誉田の道の駅でタージパレスという名前のインドレストランのビリヤニを、夕方の半額セールで手に入れて、そんなことを思ったのです。
おうちに持って帰って食べました。異国お料理の味がしました。とても楽しいな。