カレーですよ4901(レトルト デリー デリーカレー)普遍。

基本に立ち返るのに良いカレーがあります。デリーの基本に立ち返る、ということなのだけどね。

 

 

カレーですよ。

 

 

デリーには何種ものカレーがあります。お店に行くともっぱらコルマを頼んでしまうんです。いちばん好きだから。カシミールはほんの時たま、カシミールの香りと辛さをを思い出すために。気まぐれでシャーヒーとかベンガルを頼むこともあります。ドライカレーも頻度は高い、かな。

そんな中、看板をメニュー名にしたカレーは定期的にちゃんと食べておきたいと思うのです。これはどこのお店でも。基本のキ、が詰まっているはずだから。この日はスーパーマーケットで買ったパウチの箱のやつ。

 

「デリー」

 

行っとこう。

馬鹿みたいだなんですが、旨い。そして香りがいい。うん、改めて素直にそう思います。散々食べ歩きを重ね、いいも悪いも幅を知った舌で食べて、ストレートに旨いのです。

正しく、必要な旨味と香り、酸味や苦味などがあると感じます。

甘い方に振らず、塩のエッヂと旨味で決めた輪郭がきらりと光る良いもの。

当たり前ですが、デリーの味はデリーそのもので、コルマ、カシミール、シャーヒー、ベンガル。何を食べてもきちんとどこかに「デリーだよな」と理解できる「ツボ」があるのです。まだ道半ばでそれが何かまでは辿り着いていないわけですが、その道をこれからも歩き続けるのは決まっているし、今もその途上にあると思っています。そういう思いの時にデリーを食べるとなんというか、とても納得がいくのだよ。

インドとパキスタンを標榜するデリーですが、わたしが感じたのは「ニッポンのカレー」であること。

インドやパキスタンに端を発しているかもしれないですが、日本のカレーライスのいいところが奥の奥に隠れ、潜んでいるのがわかるのです。それは多分「旨み」というもの。それを土台にデリーの綿々と続く味の系譜を重ね合わせてやると、これにたどり着きます。

色々と経験を反映して考えながら食べるというのもオツなもの。

今日はおうちだからいいけれど、上野店ではそうもいってられないな。なにしろ後ろが支えているからね。さっさと席を立ちましょう。そうだ、お正月でもデリーはやってるんですよね。SNSを確認して行ってみるといいですよ。