カレーなしよ(西葛西 トウキョウ ミタイワーラー)未来のスイーツショップ。

アンミッカルのえりさんと半日デート。デートと来ればスイーツです。埼玉八潮、新三郷と勢いがついていたのでそのままえいや!と西葛西。どう?と聞くとえりさん即答「いく!」オーケー、行きましょう!

 

「Tokyo MithaiWala」

 

です。西葛西へやってきました。

カラチの空でジャベイドさんのパキスタン料理を散々食べたのでお腹の余裕はあまりないのですが、甘いものは別なんであるよ。この店も新三郷のスーパーマーケット、ボンゴバザールと同様、日本の近い未来を垣間見ることができるお店です。

あいかわらず洒落ていて高級な感じで当たり前に高級スイーツ店の趣です。洒落たテイクアウェイ用のボックスが美しく積み上がる店内。が、ショーケースに並ぶのはインドの生菓子であるミターイ類なんです。これがどうにも美味しいのだよ。さすがのモティ系列。

前にも書いんですが、スイーツブログやSNS発信をやっている人でここにきたことがない人は、手落ち。いやホントに。

選んだのは薔薇の花をかたどった、

 

「ROSE PAAKIZA / ローズパーキザ」

インドのカッテージチーズのパニールを使い、マライクリームとローズウォーターとカルダモンで香りをつけたスペシャルなスイーツです。

多分お正月だからこれが並んでいたのではないかしら。バラの形にしてあってかわいいねえ。レギュラーメニューではないものです。

 

「CHAMCHAM / チャムチャム」

これはたしかラスグッラを半分に切ってバルフィのシロップ漬けをフィリングしたもの、かな。

激あまいのですがなんか美味しくて進んでしまう。甘さ、強いんだけど上品なんだよね、そういうことだね。おいしいなあ。

 

「COCOA PISTA / ココアピスタ」

これはもうは読んで字の如しのお味。バルフィの類になるのかな。

バルフィは脱脂粉乳とかお砂糖、ナッツなどで作るミルク菓子です。ファッジなどにも例えられるものでこれは日本人にも馴染みやすいと思うよ。カシューナッツのバルフィ、カジューバルフィは大好物なんですが、これもすごく好き。

 

 

どれもきっちり上品で、歯と歯茎の間から強烈な甘さが脳みそまで染み込むようなあの感じのレベルにはしていないのが都会的、センスいいですね。現地のお寺のそばにあるキロ売りのミターイショップとは違う線引きがあったねえ。

2階のイートインスペースは時間帯なのか、はたまたお正月だからか、満席に近く、近隣のインド人家族に占められています。この状況のどこが日本の東西線沿線じゃ、という感じ。スイーツを食べる人も多いですがチャット的なもの(軽食とかスナック類)にプリをどんどん追加している家族も多く、色々と面白かったですね。

なぜこのお店が日本の近い未来を垣間見ることができる、という場所なのか。西葛西に来ればわかります。

日本はもはや移民の国であり、単一民族など言っているのはもう昔の頭の人だけです。色々な国の人が来てわたしたちと生活を共にしており、当然ながら彼らの利便性というところから経済活動の一端を担ってくれているのが現代。それが垣間見れる場所なのです。

こういうお店が普通に街角にあり、わたしたちの子供とその同級生のインド人の子が連れ立ってこんな店をマクドナルドと同等と考え、使う。その後にこの写真みたいなおしゃれで日常できやすいモダンなインドのセンスの洋服屋さんをのぞいておうちに帰る。それが2023年において普通にはじまっているのがこのお店です。こういうお店がきっと増えていきます。

 

未来ではなく現在進行形でこういう場所が知らぬ間にできていくのがこれからです。