カレーですよ4962(レトルト トリコカレー辛口)自宅トリコとシン・トリコ。

まったくよくできたレトルトカレーなんですよ。佐藤マスターの味、そのものだと感じます。

 

 

カレーですよ。

 

 

「再現」とか「お店とは違う」という意見はもう聞き飽きました。というより、それを言ってるのは随分古い物言いです。違って当たり前でしょう。そうではなくて、その味の中に店の店主の顔が見えるか見えないかで考えればいいわけです。このレトルトカレーには佐藤さんの顔が浮かぶんだよ。

中野の

 

「トリコカレー」

 

の佐藤さんのカレーがきちんと反映されているもの。

その名は、

 

「トリコカレー辛口」

 

キリッと引き締まった辛口でスパッと辛いという落とし所。しかしあのトリコカレーの味であることに揺らぎはないんです。いつもの香りと粘度、濃度がドンとやってきて、ああ、間違いなくいまトリコカレー食ってるなあという満足感がやってきます。

そしてトリコカレーとくれば有名な「スープ割り」

チキンスープをくれるんですよね。それをカレーに注いで好みの味に仕上げるんです。まったく面白いよねえ。未だ唯一無二です。あれをお家でやるわけです。

 

きのう作ったポトフがありました。よし、これだな。少し温めて、キャベツやにんじんなどの具材も含めて注いでやります。少しスープを多めに投入して洋風雑炊と辛口カレーの融合を試しました。や、これは楽しいな。

辛いものをわざわざ選んだのだから辛さを緩めるのはどうなのだというご意見もあるかもね。いや、そうではないのです。辛さとそうでない味の手綱を自在に操り、変化を楽しみ、自分の好みを引き寄せる。そういうものを味わって満足をする。そういう楽しみ方です。

レトルトカレーは自由なものです。自分の好みのアレンジを施すのに躊躇はいらないよ。だれも見ていない場所で食べるのだから、それで良いんです。そういう楽しみもあって、それが幅というものになります。

佐藤店主そのものの味はさ、もうこれは絶対お店に行って楽しべき。オリジナルを知る、ということです。それがあって初めて自宅でアレンジをする意味も出てきます。

 

レトルトカレーが美味しかったのなら、敬意を込めてそうするべきです。

トリコカレーは今は移転中。

 

春になればまた中野にトリコカレーが帰ってくるよ。