カレーなしよ(人形町 柳屋)たい焼きと、アイス最中。

人形町の、

 

「柳屋」

 

であります。わたしでも知っているたい焼きの名店であります。

わたしでも知っている、と書いたんですが、昔々、お手伝いでたい焼きを半年ほど焼いていた頃があったので知っているというのが正直なところ。あとは小池花瑠奈さん(現 松宮なつさん)に教わったというところも。もと同僚であります。

天然、養殖、あまり拘らないわたしなのですが、焼いていた手前、やはり天然を焼いている職人さんには敬意を持つところがあります。一尾焼きというのはやはりなかなか大変なはずだし技術もいるし。その手元を見ているのも面白くてね。

買い求めたのはたい焼きと、これまた名物のアイス最中。ここはやはり小倉を選んでしまうよな。

アイス最中、なんというか、儚い味なのですよ。もなかの皮の、シャリっとした薄く儚い感じとつながって、小倉アイスも過ぎた濃さ、甘さではなくて儚さ感じる上品な味わい。何か、ああ、とため息をついてしまうような、そんなアイス最中。井村屋のような頑固な硬さもないしね(あっちはあれでいい。あれが好きなの)。これはいいものだなあ。

鯛焼きは天然物であるからして、なかなかにワイルドな面構えでそれこがね、いい。

甘すぎない上品な餡子とぱりんとした皮のコンビネーションは納得がいく好みのもの。うまかったなあ。

珍しく並んでしまったよ。7~8人くらいいたかしら。レストランの並びではないので15分もあれば辿り着きます。

行列嫌いのわたしだけど、たまにはこんな気まぐれもあるのです。