【コラム】富士の裾野はどこからか。

富士山が好きでついついその足元まででかけてしまうのです。なんか好き。いつでも気にかかる場所です。

 

富士山っていつも思うんですが、写真に撮るとまだこんなに遠いのに、すでにもうここは富士山の足元だよっいて。そういう感覚があるんですよ。わかりづらいかなあ。多分クルマでの走行の中「登る感覚、標高を稼ぐ感覚」を意識するようになったからかな、と思っています。

 

富士五湖界隈、割と高速道路でアクセスもいいし、キャンプとか行くしで慣れた場所の感覚があるんですが、よく考えると富士五湖って標高800m〜1000m弱くらいあるんです。それはつまりその高さ、すでに富士山の1/4の標高にあることになるわけですよ。富士五湖は青木ヶ原樹海の一部でもあるわけで、富士の裾野はとても広いんです。わたしの最近の感覚では都留市を過ぎるともう富士の裾野にいる気分になるようになりました。

中央道大月IC、= 富士急行大月線の大月駅で標高は360mほど。都留市駅まで行くと標高460mとわずか5駅ほどで100mも標高を上げていることになります。大きくなだらかな坂の途中にいるということ。

 

富士五湖といえば、データで見る富士五湖も面白いんですよね。

自分の中の感覚で、一番大きいのは河口湖だと思っていたんですが、山中湖が湖面面積では一番大きいんです。これは多分河口湖が横に長い形なのと湖水の周辺の開発、リゾートイメージの強さから来るものだと納得できます。

標高が一番高いのは山中湖。これはね、富士吉田の洋菓子店「アーヴェント」のオーナーから聞いたお話しが印象的だったから記憶に残っているんです。一番早く湖面が凍るのが山中湖、富士吉田とは数℃マイナスの気温差がある事などを聞いて面白かったんです。とても記憶に残りました。

 

軽井沢の1000m 道路もちょっとなにか地元の人のツボというか、こだわりみたいなものを感じるんですが、この1000mという標高にはやはりなにかあるのかもしれないなあ。

山の方に住む人たちは自分住む土地の標高にこだわる節があるんじゃないかしら。