カレーですよ5033(豊田 カリー専門店 きりんこ)隠れ家カレー店の個性的味わい。

 

ひさしぶりにけっこうな個性を持ったカレーに出会いました。いいと思う、こういうの。好きなタイプのカレーです。

 

 

カレーですよ。

 

 

お店がね、かなり隠れ家な感じだったんです。JR中央線の豊田駅。駅からわずか3分なんだけど線路沿いを他のお店もない住宅地の中を歩くと、その住宅街の一軒の少し窪んだ軒先がお店になっていました。なかなかの風情です。

これが秘密の隠れ家感を醸し出すわけです。

 

「カリー専門店 きりんこ」

 

のホームページを見ると旦那様がカレーを作ってらっしゃるみたいだね。訪問した時は奥様が店をお一人で回していました。カレーの方はゴリゴリのスパイスまみれでうれしい限りだったんですよ。大変においしいカレーであったのです。

店のカレーメニュー3種がすべて揃う、

 

「カリーセット」

 

を券売機で注文しました。

店内、すっきりした、落ち着いた雰囲気です。いい感じです。

時間帯が遅かったのか、わたしひとり。そのあとまたひとり客が2組入って来たな。

カレーは程なくやって来ました。

 

まず目に飛び込むのが気になる色付きごはん。これは炒めメシ的ビジュアルなんですが、ターメリックやクミン、チャツネなどを混ぜ込んで炊いたものとのこと。アナザービリヤニと言えるのかもしれないね。これこそオリジナル、という感じでこのお店の世界観が出ていると感じます。これが出色の出来なんだよ。

カレーを邪魔せぬようにとあまり強い味にはしていないんですが、それでもあふれてこぼれ落ちる個性。少し塩を振ってライタなぞかけたら十分ひと品分を担える実力があります。これはいいなあ。おいしいなあ。

それぞれのカレーの土台にタマネギの甘みうまみがあるのがわかります。よしよし、好みのセンだ。いいねいいね。

チキンカリーは鮮やかな出来。ざらつく舌触りと鮮烈なスパイス香、ピリッと来る辛さが食欲をぐいっと引っ張り出すかっこいいカレーです。

いいカレーは口が辛くないのに汗をかかされるものです。このチキンカレーにはあれがあるんだよね。スパイスでグッと汗をかかされる心地よさが素晴らしい。いいですねえ、これ。

エビカリーはなんだか儚い感じの味がいいのです。バターやクリームでリッチに仕上げてあるんですが、口や胃袋にまったく重くならずに軽やかささえ感じさせます。旨味こそ強いんですがベトつかない甘味で後味スッキリ。うーん、感心してしまったよ。

キーマカリーもとてもいいんです。これは、キーママタールだな。グリンピースの甘みが程よく出ていて挽肉が主張し過ぎないというバランス。この3種の中でニュートラルラインに立つ味といえそうです。これもとても好みでした。

タマネギのアチャールが良かったんだよねえ。スタンダードな作り方でちょいと強めの押しがあって。汁が多めなのでうっかり汁までかけてアチャーライスという新発明をテーブルに上でしてしまったよ。これ、いいぞ。このごはんだからこそ生きるのだと思います。ほかだったらない。ここならでは、です。

券売機で食券を買ってお水もセルフ。下げものも自分でしましょう。それがまたいい感じにこの店のキャラクターに合っていると感じます。お店の空気ってやつだと思う。いいです、快適です。

味もお店も印象的。良い場所に出会えました。