マルシェイベント、無事終了。程よい人出と優しいみなさんのおかげでとても楽しかったなあ。
カレーですよ。
コロナでとぎれた、こぢんまりした楽しいイベント、復活です。とてもうれしい。
前に開催した時、わたしが所属するデジタルキッチンの菅野代表がわざわざきてくださって驚いた思い出があります。
おいおい、マジか!すんごい遠いのに〜と思ったよ。感激しました。そういうのもあって大事に思っているイベントなんです。
「SPICY! MARCHE」
今回も盛況でした。会場を提供してくださったのは、
「ミツイクレープ」
千葉県大網白里市にあるこだわり素材のおしゃれなクレープ店です。
元パン屋さんであり、カレーでもあり。おいしいクリームあんみつもあり、心の拠り所でもある場所なんです。
生地には無農薬小麦と全粒粉、ギーを使っているおいしいやつで、 小麦の豊かな味わい、生地そのものの美味しさが際立つものなんです(イベント後に食べたよ、スゲー美味しい)。
ミツイクレープと、安房勝山の大好きなコロッケ屋さん、3103 croquette、わたしが出店者でした。
あと、カンタキルトを持ってきてお庭に並べて展示販売してくれたカッコいいにいさんねえさんも。
キルトが緑の芝に映えてすごい素敵な感じのマルシェになってた。
到着したらまずは他を置いといて火おこし。これが一番大事です。タンドールは蓄熱と対流熱がキモの調理機材。熱を入れてその熱を均一に、穏やかにしてやんないと使えないのです。
とはいえこの美しい庭や素敵な建物にうっとりしちゃってついつい手がお留守になる、ダメだダメだ、さっさと準備しましょう。
火が安定したらテーブル周りやおつり、POPとかお皿とか。久しぶりではありますが段取りは体が覚えてるもんね。なにより火の安定や温度の感覚がだいじで、そういうのは手が勝手に動くし脳が勝手に判断するし、やっぱり汗かいて覚えたことは体に叩き込まれるよね。大事だなあ。
テストで焼いてみると、上出来の仕上がり。マリネもちゃんと美味しくできていました。よしよし。他の皆さんの準備も終わったみたい。お客さんもやってきました。
では、開店です。
忙しくしながらも、やっぱりほかんちが気になります。気になるんだけど、カレーもコロッケも食べたいんだけど、11時オープン、あいてすぐに意外やピークが来ての1時間。ばったばたでなんとか乗り越えて、少し緩やかになったところでちょっと買い食い(笑)買い食いとくればコロッケだよね。
「3103 croquette」のことうださんとこ。本当にお店がかわいい。サモサやカチョリなどインドの揚げ物やコロッケをやってます。
で、かわいい外見にだまされちゃいけません。超実力派移動販売店舗です。フライヤーなどおもてでやってるのに2槽式。ベジとノンベジを分けるなどこだわりと思いやりがてんこもり。本当にすごい。
ごぼうコロッケ、もうなんかクセになるとしか言いようがないものなのです。ソースなしでいきたい上手で奥行きあるフィリングの調味にやられた感いっぱい!
カチョリもがっちり辛くて生地のおいしさもちゃんと感じられて圧倒的でした。カレーコロッケもすごくいい。コーン入るの、いいよねえ。
ツツミがかわいくてねえ。3103 croquetteのロゴがハンコで押してあるんだけどなんというのかな、こういうのはね、ただハンコを押してあるねえってやつと、完全にデザイン、世界観の中にあるから後付けでハンコ押してる感じがまったくないのと、2種類あるんです。もちろんこれは後者。いい、かわいい、おいしい。困ったなあ。
で、買い食いしてはちょっとお腹が落ち着いて、また焼きます。暑っっっついからかなりキビシイんだけど、でもタンドールでお料理焼いていくの本当に楽しいんだよね。
きちんと温度管理をしてお肉が悪くならないように扱ってあげて、あんまり火を入れるとこげたりかたくなったりするけれど、でも夏場なので火入れはきちんと、しっかりと、念入りに。なおかつふわりと美味しいやつに仕上げてあげるのです。
人のお腹に入るものを扱うわけですから、ウソがつけません。あたりまえだけど真剣、それで真剣になればなるほど楽しくなるね。数十年経ってもやっぱり飲食の現場は未だスキなままです。
で、なんとか駆け抜けて、完売。意外と早く完売してしまってありがたかったです。皆さん満足してくださったかな。
そして片付けを超速で終えて、なんで急いだかっていうと三井さんのとこの甘いものを涼しい店内で食べたかったから。なんて言ってたら、三井さんがカレーを差し入れてくれました!泣けるほどうれしい!!
バターチキンと豆カレーのダブルカレー
ミツイクレープの三井さんのカレープレートは予約限定、うっかり予約忘れてて(自分の準備であっぷあっぷ、、)うむむ、と思ってたんですが、差し入れてくださいました。ああ、うれしいなあ。
これがね、ものすごい美味しい。甘味抑えてちゃんとほんのり酸っぱくて、塩のエッヂはきちんと立ててあって。これはおいしいなあ!強く印象に残ります。たしかにこれは町場にある甘いバターチキンとは違う、ちゃんとインドの王様達が食べていたものの流れの中にあるのがわかる味。まいったなあ。
三井さんとおしゃべりをしました。おんなじ意見でした。
まず、美味しければいいよね、だからインネパの甘いバターチキンに否定なんてないよね、ということ。ただ、その源流を知って食べるのとそうじゃないのとは価値が違ってくるということ。どちらにも正義があるよねということ。意見の一致があってますます嬉しくなりました。
そんなことしてたら3103 croquetteのことうださん、パニプリを差し入れてくださって。うひゃあ、これまたうれしい。かわいいセンスにまとめてあって、しかし味は鋭く爽やかでさっぱりする現地味。うわーおいしいぞこれ。あまったお汁も残さず飲み切り。
三井さん、ことうださんの料理の腕前やそれ以上にどこに意識を持ってやっているかという部分が見えてきます。香取先生の門下生の看板、どこも伊達ではないのです。
ついに涼しい場所で甘いもの。まってた、しあわせ、うれしい。暑さでほにゃほにゃだからねえ。
クレープとクリームあんみつ頼みました。
クレープはシンプルなものを選びました。ギーとお砂糖少しというタイプ。生地を楽しんでみようと思ったから。これが聞きしに勝る美味しさで。クレープというとマリオンクレープみたいなフィリングが主役のものを思い出しますが、これは生地がきちんと主張してきてしっかりしてて美味しいんです。これはいいなあ。これなら食事クレープでいける、主役でいける。いいものだなあ。
クリームあんみつは、やっぱりアイスがやばい。濃厚なのにすごく軽くて甘さはぐぐぐっと抑えてあって。これはもう牛乳そのまんまという感じ。
これにも圧倒されました。
あ、リビング、、、じゃないや(そう言いたくなるんだよ、ミツイクレープの店内は)お店のソファーにいまお庭にあるあのラグが!!実際こうやって使っているところを見るといいねえ。いいものだなあ。
駐車場あり、わんちゃん連れの方も来てて。テラス席でワンちゃんと遊んだりもしました。色々とえるものも多く、楽しい集まりでした。
みなさん次回は是非きてください。
@3103croquette コロッケ
@hapi3 タンドリーチキン