【アウトドアギア】ギリーネット / カモフラージュネット タープがわりにカモフラネット、大正解。

今回のキャンプはバタバタしていて行き先がふもとっぱらであることを失念していたんです。いや、ふもとっぱらというワードとして行き先は理解していたんですが、ふもとっぱらがどういうフィールドか失念していました。そう、木が一本もない場所なのです。

 

今回「Feel EARTH2023」には仕事で参加しましたが、やはり最高でありました。前日午前中に入って1日を楽しく過ごし、翌日は僭越ながらイベント内コンテンツの「第9回 アウトドアカレー王決定戦」の審査委員長を務めさせていただいたんです。

それでね、ふもっぱら。

 

要するにふもっぱらは牧草地系のキャンプ場。広くて見晴らしが良くてどこまでも続く緑と雄大な富士のお山。サイコーなんでありますが、隠れる場所がないわけです。出発前日にそれに気がついてヒヤリとしたんだよ。季節は夏、8月。そんなもん、タープでもなければどうにもならない。天日焼きなわけですよ。

いろいろ忙しくてお茶の水にもホームセンターにも買い物に出ることもままならないまんまの当日へ突入。Amazonも到着が間に合わないしでどうしたものか、と考えあぐねてました。

それで思い出したのがいつもクルマに積んであるあれだよ。あれでいいではないか、ね。ちっとも使ってなくてサイズを確認してなかったけどさ、あれでいこう。

 

で、当日のふもとっぱら。

クルマのリアに積んである牛乳缶カン(給食用の牛乳瓶を入れるアルミのアレ。いくつか持っていて重宝している)から出てきたのが、

 

「ギリーネット」

 

なわけですよ。カモフラージュネットとも言われるやつです。

ギリーはほらギリースーツ。ミリタリー好きな諸兄ならピンとくるであろうあれ。あれをなぜかクルマに常時積んでいるわたしなのです。

何に使うのよ、という声も聞こえますが、山に入ってクルマを停めた時、長時間滞在やら何やらで、きれいな青いクルマはちと目立つ。それでふわりとこいつを被せてやって景観に配慮るすのはいいな、と思っていました。一度も使ったことはないけどね。でも今回、役に立ちました。

カモフラージュネットはシート状ではなく、シートに切れ込みを入れたメッシュ状になっています。裏にはメッシュのカットから裂けてばらけないようにと網が張ってあるという構造。被せると対象物の輪郭がわかりづらくなるものです。戦場で生まれたものなんだよ。ちがうよ、富士の演習場からくすねてきたんじゃない(笑)5年以上クルマの中で待機していたアイテムなのです。

 

これが今回のキャンプでめっぽう良かったんであるよ。

取り付けは本体から8箇所ほど出ているワイヤーのループを利用。クルマのリアゲートを跳ね上げてそこに被せるようにします。短辺のループ2つをルーフキャリアの両端にベルクロ付きのゴムバンドで固定、リアゲート後端から斜めに下げてやって、最後にペグを2本打つだけで完成。うん、設営楽々だ。決して広くはないですけど1人なら(わたしはいつでもソロなのよ)小型テーブルとイスで日陰に隠れることができるサイズです。もうちょっと大きいか同サイズをあと1枚持ってると理想的でした。

メッシュなので風が抜けるため風にも強いようす。雨は小雨程度なら気にならなかったよ。強くなればクルマの中に逃れればいいのです。わたしのスタイルでは十分これで完結。結局新品の小型テントの展開はやめにしました。

意外と知らないキャンパーも多いみたいでチラ見するひと多数(わりと人通りない端の方に展開したけどね)、なるほどそんな感じか。

人と行かないキャンプではこのスタイルで行こうと決めました。十分だもの。

タープがわりに張ったこれ以外に、クルマにかけてやるもう1枚をやっぱり増やそうと思っています。