少し前に食べたアレ。ケンシロウのやつだったんですがラオウもある。あるんであるよ。
カレーですよ。
秋になれば思い出す「神田カレーグランプリ」。いや、夏からもうスタンプラリーは始まっているんだけれどね。
もうすでに皆さんご存知。千代田区「神田」地域を広く巻き込んでカレーで町おこし、というコンセプトのこのイベント。地域に根ざした町の盛り上げを旨とするイベント数々あれど、これだけの規模でこれだけの成功を手に入れたアクションはそう多くないはず。実際地方の自治体関係者が視察に来るというのも頷けます。そりゃそうだ。
今年は「北斗の拳 40周年」。地元企業と言ってもいい出版社、集英社が賛同してこの「北斗の拳×神田カレーグランプリ」のコラボが実現。すごいよねえ、そのパワー。カレーももちろんだけど地域を応援するイベントだからこそ成し得た結果だと感じます。
「北斗の拳×神田カレーグランプリ ラオウ悔いなしチキンカレー バターチキンカレー」
というもの。しかもこれ、あの書泉が企画販売。なんか、うれしい。だっと書泉グランデも40年通い続けてるし西葛西にあった書泉にも行ってたし。
で、その味、内容ともにダテではないんですよ。戦闘力高い。だって開発協力:36チャンバーズ・オブ・スパイス、製造:キャニオンスパイス、とおパッケージに並び、そりゃあもう納得せざるを得ないわけです。
ケンシロウのカレーはビーフでビンダルーでした。面白いとこ持ってきたなあ、というのと完成度の高さに驚かされました。
ラオウは、と。うむ、そうか、バターチキンだ。バターチキンなのですが、これが渋い感じで作ってあった。やるなあ、とちょいと唸ってしまったよ。それというのも甘くしていないのであるよ。塩味とコクを舌にぶつけてくる良作。ああ、なるほどこうきたか。
皆さんもご存知「ニッポンのバターチキンカレー」。あれはもう「ニッポンの」とつけねばいけないくらい「ニッポンのバターチキンカレー」であり、2023年に於いては日本オリジナルとなっています。そう言いきっていいと思っています。
その祖となるインド料理の「ムルグマッカニ」は鶏のマイルドソース煮込み。チキンはマリネしてタンドールで焼結したものを使います。ちゃんとしたインドレストランなら入っているチキンにシーク(鉄串)の穴が空いているはず。今度インドレストランで探してみるといいよ。
商業レストランでのルーツはどうやらデリーにある「モティ・マハール」にあるみたい。タンドリーチキンの元祖とも言われているお店だね。(一度行った)バター、クリームが入るトマトベースのグレイヴィソースで煮込む料理ですが、日本では甘くする方向になっています。このレトルトカレーはそれをしていないのだよ。
ケンシロウのビーフ同様、肉がしっかりしています。チキンの味がちゃんとする。レトルトのチキンはちょいと独特のクセが出るのですが、それも抑えめとなっています。
なかなかの出来なのであるよ。そしてカード。もちろんラオウのものが入っています。大満足なんであるよ。悔いなし、なんである。
他のカードも手に入れたくなるよね。
さて、だったら神田に出かけねば。