ものすごい1日だったんですよ。サイコーに濃い午前中を楽しさとうれしさであっぷあっぷしながらこえて、それを超える濃い時間が午後、やってきましたた。「鹿島海軍航空隊跡」を出て、「美浦村中央公民館」へ。今日のメインイベント、
「廃墟景観シンポジウム Vol.3 ~戦争遺構が今、語るもの~」
に参加であるよ。これもまたどうにも楽しい会でありました。
「廃墟景観シンポジウム」は今回で3回目。わたしの知人、桑野さんが手掛けている企画です。1回目、2回目とそれぞれ「日摩耶観光ホテル文化財登録記念 廃墟景観シンポジウム」、「廃墟景観シンポジウム:Vol.2 〜若松鉱山の過去・現在・未来〜日&天空の要塞「若松鉱山」特別見学会」と続いています。産業遺産、廃墟景観の維持と保存活用などがキーになっている催し。価値がある企画なのです。
1、2回目が遠隔地だったりしたので指を咥えて見ていたわけですが。今回関東での開催、桑野さんが声をかけてくれました。フタを開ければトークゲストに漫画「映像研には手を出すな!」の大童澄瞳先生が登壇とあるじゃないの!なんということか。なんで大童澄瞳先生が、、、
あああ、そうか!映画か!鹿島海軍航空隊跡か!ロケ地か聖地巡礼か!そいうかそうか。なるほどなるほど繋がってる。なるほどなあ。
そんなのいちもにもなくいくでしょう。いくってば。
漫画作品「映像研には手を出すな!」はコミック、アニメーション、実写映画というコンテンツがあります。だいすきです。どれも全部いいんだよ。その中の実写映画版で「鹿島海軍航空隊跡」の汽缶場跡、いわゆるボイラー棟ですが、ここで映画「映像研には手を出すな!」ロケが行われているんですよね。
そういうつながりと、大童先生のセンスや趣味が見事にマッチした人選ということで。桑野さん、サイコーにナイスな仕事。サイコーだよ。
公私混同がこんなに素晴らしい形で結実していて(知らんけど)サイコーだ(笑)。
この公私混同笑顔!!(笑)最高か!!(笑)
色々気になってい面白かった内容を、少しだけ。
・掩体壕の滑り台とバーベキュー場の建物が実は戦争遺構という場所
・戦争遺構の保護という観点からの活用や価値の付加
・詫びと錆、経年劣化と経年変化の差異
・軍艦島がつまらなくなった理由の話し
・嵐山の竹林の話。賑わいと逆のもの
・廃墟は廃墟であって、整備は違うし賑わいも違う。それが侘び寂び
こんな話しが登壇者から色々と出てきておもしろいったらありゃあしない。詳しくは書きませんよ。わざわざ鹿島まで出張って行った情熱溢れる観客の皆さんたちだけのコンテンツですからね。
大童先生の作品は一コマあたりの濃度が高く、一コマの中の楽しみが他の作家さんよりも倍楽しいという気分なんですよね。サイン会があって(抽選だぜ、当たったぜ!)その折にそのことを直接お伝えできたのが何より嬉しかったよ。
第一巻の表紙裏に浅草氏を描いていただけたの、うれしかったなあ。