軽バンは自由でいい。改めてそう思うんです。
なにを載せてもいいしけっこうな量の荷物も飲み込んでくれるしね。中古の軽バンを買ったのだけど、なんというか、羽が生えたように自由な気分なのです。中古だから本当に気をつかわないで乗れるし、多少こすっても屁でもないし。うちの奥さんも「すごく気楽」と言ってました。
きちんと整備だけして走る曲がる止まるをちゃんとしてやればあとはあんまり気にしないでいい、そんな感じです。ラフに使えるのはいいよねえ。それで、軽枠なので小回りもきくし見切りがいいからバックもこわくない。ぶつけたくてもぶつけられないって感じです。なるほどこりゃあニッポンの都市でも田舎でも自由自在だな。そりゃ一度乗ったらみんなこれいいねえと思うわよねえ。よくわかります。
スライドドアってのがまたよくてね、正直にいうと商用車然とする装備でちょっとバカにしていたところがあったんですが、蝶番がないので開けると直接外という感があるわけです。
これがよかった。
それはつまり荷台に寝っ転がるとちょうど顔、胸のところがすべて解放されて外にいるような気分。風のない雨の日など、スライドドアを解放して寝っ転がると実に風情があって幸せにさせてくれるのです。ああ、そうだこれ、日本家屋の縁側のようじゃない。なるほどねえ、だからリラックスできるんだ。きっとそうだ。
もうすぐうちにもう一台、ドイツ製の小さいのが届くのですが、走る楽しみや長距離をぐいっと、なんてのはそちらにまかせておいて、この軽バンはゆるりのんびり、山やらなにやらに入り、だらだらと止まっては休み、走っては寝っ転がりを繰り返すのに使うことにしよう。それがいいな。
軽バンは自由でいいなあ。