義母にもらったレトルトカレーがあります。前に書いたエスビーの普及価格帯ラインのものと一緒にもらったやつ。これが大変優秀だったんですよ。好みの味だった。
カレーですよ。
欧風の仕立てになってます。いちばんはじめにローレルなどの香りがあがるのがね、おっと思わせます。それとトマトと野菜の旨みかな。味はファーストアタックですこし酸味を感じ、追っかけで甘さがやってきて「あ、おいしい」と素直に思えるもの。ちょいと欧風、いや、ハヤシライス寄りという方があっているかもしれないね。良い感じのバランスで存外に美味しいんですよ。わるくないよこれ。
普及ラインのレトルトカレーもちゃんと食べて確かめねばなあ、と反省。良いものでした。普及ライン、廉価ラインのレトルトカレーって油が強くて、それによってくちあたりというか、なめらかさを出しててそれがちょっと苦手なんですよね。
でも、これはいいかも。
「野菜と果物が溶け込んだカレー」
という名前です。
そして同じく前も書いた話しですが、それがレトルトカレーであろうがなんであろうが、出してくれる人の思いで味が変わります。体験が変わるのです。
体調の悪い母がカレー好きのわたしによこしてきたこれ。買い物にも行けないはずなんだけど、たぶん生協の通販のカタログをみて注文してくれたのだと想像できます。なんの変哲ないレトルトカレーに母の想いが乗っかると途端にその味が違って感じます。
それが食べるということの本質だと思うよ。