夏とくれば盆踊り、夏祭り。オオジマロクチョウメナガルではこんな屋台が当たり前。
カレーですよ。
いつものうちの近所「UR大島6丁目団地」の夏祭りはインド人と日本人で混沌としています。もうね、なんかどこに位いるのかわからなくなる感じ。ニッポンの近いミライがここにある感じ。
広島焼きの屋台にお面、風船釣り、そしてビリヤニ、ドーサ、チャットにゴールガッパ。まぜまぜです。
それがオオジマナガルの真実であるよ。
インド料理のお店が3店出ていました。
まずは清澄白河の名店にしてアジアハンター小林さんのホームでもある「ナンディニ」。
西葛西からはストリートフードで気を吐く「オー!バイヤ」。おほ、いいねえ。
そして我が地元、中の橋商店街からわたしが強く推すスペシャルなビリヤニをメニューに持つ「ジャシャン」。
正直に言ってもこれはちょっと崩せないバランスと体幹強靭なお店のチョイスだとおもうぞ。正統派の南インド料理にストリートフード、そしてムスリムスタイルの料理とビリヤニというお店のラインアップ。実力店が集まっちゃってるなあ、と感慨深いわけです。
選りすぐりと言っていいねこれは。よくぞこのバランスに、と驚かされます。そして城東地区、3店だけでこういう幅を作り出せるチョイスができてしまうという懐の深さ。ああ、我が下町の実力。
さてと、そんなこといってないでさっさと帰ります。いやもう夜でも暑っついからね。お夕食にとジャシャンでチキンビリヤニ、ナンディニでパロッタとベジコールマのセットを買ってお部屋に帰りました。
ジャシャンの料理、やっぱり間違いがないなあ。チキンビリヤニのチキンの美しくも官能的なほぐれ具合といい、例のナスのグレイヴィがつくところといい、何もいうことがないんだよ。実に旨い。こりゃたまらない。
ナンディニ、流石の安定感です。ベジコールマ、濃厚で深く大変良いです。こういうのが食べたかった、を体現してくれる感じ。パロッタがまた塩加減が良くてねえ、このまま何もつけずともどんどん進んでしまうよ。
いったいここはどこなのか。明け方には防災スピーカーからコーランが響くのではなかろうか。いや、そんな未来があるかもしれない。そんなことを考えつつむぐむぐと美味しい料理を食べ進めるのです。