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きっかけは友人から。大手メーカーを今年退職したカレー大好きなお祭りおじさんの紹介から。彼はたま面白い話を持ってきてくれるのです。
カレーですよ。
石垣島からすごいカレーがやってくるからお披露目会においでと言われて出かけて行った先が市ヶ谷でした。
いい雰囲気なんだよね。ダイニングバー的な大人の落ち着きがあります。
「スパイス欧風カレー PAIKAJI（ぱいかじ）」
との出会いです。
市ヶ谷から数分の大きな公園の裏の閑静な場所にありました。それでわりとすぐに「ここはいいなあ」と思ってね、戸塚夫妻、にこやか穏やかで楽しいおしゃべりができて。でも確固とした想いと取り組みがあるのもわかって。こりゃあおいしいし応援したいし、と早々取材の申し込みをしました。
カレーがね、すごくいいのです。おいしいんです。時間も手間もかかったフォンを土台に甘さと酸っぱさのファストアタックの後に少し苦味がくる感じに決めています。ハッとさせられるんだよね。フルーティな甘さと旨み、奥行きで記憶に焼き付く味なのです。
ラムポークキーマも強い個性があってよいんですよ。これまたかなりの美味しさだ。羊のワイルドな楽しさをスポイルせずに、でもちょいとクセを調整してあげててね、これはよいなあ。
取材は本当に楽しかったですね。戸塚夫妻お二人と長話しになってしまいました。とてもたのしかった。今発売中の男性総合誌「エキサイティングマックス！」2024年10月号（2023/8/26発売）の連載「それでもカレーは食べ物である」にて連載147回目、市ヶ谷「スパイス欧風カレー PAIKAJI」を書かせてもらっております。読んでみてね。
石垣島の「ビストロスマイル」の営業を終えてカレーメニューをメインに据えてえての東京市ヶ谷での勝負。これからが楽しみで仕方がないのです。
