千葉栄町、ラブホ街、風俗街。あまりガラのいい町ではないんですが、ちょっと面白いお店もあります。
カレーですよ。
裏路地の角にあるちょっと賑やかな店頭。高円寺の歩道に派手にテーブルを出しているあれを思い出すなあ。「栄町オープンカフェ式居酒屋BAR24」という看板。どうやら監視カメラありで勝手にやってくれという方式みたいです。
ワイルドな感じだなあ、と思って階下の看板を見るとカレーの文字。
「梵天カレー」
ちょっとカッコいい屋号だね。梵天さま、宇宙の最高原理というわけです。カレーという食べ物にピッタリだな。
階段を上がると驚きのスタイリッシュな店内。おお〜これは快適、カッコいい。カウンターに並ぶプライウッドの低い背もたれ付きスツールはちょっと欲しくなるほど魅力的です。落ち着いた心地のいい空気が流れていました。あのワイルドな外飲み店の階上とは夢にも思わぬ快適空間。いいね、確実に覚えておかなくちゃ。
メニューを見るとカレーソースは欧風の様子。
「柔らか豚角煮の黒ナッツカレー」
を選択しました。
やってきたカレー、うつわもこだわりの深めの黒でカッコいい。カレーは欧風なれどあまりこってりしない、中粘度、うっすら苦味と香ばしさのデミグラスハヤシ系。うーん。これは好み。期待、高まるな。
角煮は驚きのボリュームでおおっと声が出ます。ドデカ豚角煮がごろり3個。食感はとろり&しっかり。儚くほどけるというより少し咀嚼して楽しんでみ、と言われて噛んでるうちに「いつなくなった?」という感じかしらね。バランスが良いしおいしいです。
全体的にシチュー的なんですが辛さの調節もできるのでそこは自由にやるのがいいでしょう。せっかくおいしいカレーソースなので辛さいきすぎてバランス崩さないかが心配。まあそこは好み、かな。デザートの杏仁豆腐までもきちんとしてて美味しいです。欧風カレーとこれ、ちゃんとお店の世界観を感じるね。
お店のにいさんも感じがよくて最後まで快適です。
いいお店に巡り合っちゃったよ。