カレーですよ5394(秋葉原 ラホール外神田店)黒いカレーのしあわせ。

ここのところ「ラホール」に行けていなかったのです。大変に問題であるよ。ラホールのブラックカレー、大変に好きなので。なのに行けていなかった。やはり大変に問題であるぞ。

 

 

カレーですよ。

 

 

それで、岩本町のスタジオで打ち合わせを終えた後に電気街まで足を伸ばしました。岩本町、デジタルキッチンはその近くにタイ料理が2軒、インド料理が1軒、その他カレーが数軒となかなかに激戦区。そこを越えていかねばたどりつかないお店。

 

「ラホール外神田店」

 

なのであります。けわしい道です。

たどり着いてみれば、店長がにこやかに迎えてくれます。「お久しぶりです!」もうそれを言えるだけでだけで嬉しくなります。

さて、券売機で迷わず

 

「ブラックカレー」

 

を選んで。野菜にしてみました。わたしの定番注文。カウンターの席につき店長に会釈をしておしゃべりが始まります。

神田カレーグランプリ決定戦に出場が決まったお祝いなど述べつつ、わたしも1日目のステージに登壇することをお伝えしたり。会場が変わったことや最近の事などよもやま話をしつつ、さてカレー到着だよ。

久しぶりのブラックカレー、うーん、嬉しさがこみ上げるな。むかしむかしはこのブラックカレーを「庶民のカシミール」など呼んでいたわたしなんですが、あのフレーズはキャッチーであるけど正確ではないな。最近ではそういうふうに思うようになりました。

上野の黒いカレーは時代時代でブラッシュアップを続け、今ではかなり尖った存在になっています。どの時代でも先端を走っているものだから当たり前だよね。

それで、しばらく前に「昭和のカシミール」という名前で昔のレシピのカシミールを別で出していたことがあったんです。今よりもエッジを立てずに辛さは強いけど食べやすいものでした。あの感じがわたしにはちょうどよかったんですが、2024年のカシミールは研ぎ澄まされた刃のように進化をしているわけで。

そして昭和のカシミールに感じるエッジのまるい、辛いが優しさも持っているあの味、ブラックカレーあれの系譜にあるのではないかと考えるようになったんです(歴史的系譜ではなく味的な話しだよ)。ただ、それそのものでもないわけです。当然ながら「ラホール」というお店の黒いカレー、その場所での進化があります。何よりも大きな特徴は辛さが選べるということ。これこそが本当の意味でのカシミールの民主化なのだと思います。

よりレンジの広い舌に対応した黒い辛いカレー。辛さが強すぎるとわからなくなってしまう風味がこれだとわたしの舌でも感じることができるのです。とてもうれしいな。

かえりしな、店長に「社長によろしくお伝えください!」と声をお掛けしたら店長が黙ってカウンターの角奥を指さします。あっ!野川社長が知らぬ間に!!(笑)おどろいたなあ。出入りのお米屋さんと商談されていたようで、カウンターの死角にいらっしゃったので気がつきませんでした。ご挨拶できてよかった。

業務用米専門店「藤木商店」のご担当ともご挨拶ができました。よかった。

 

出会い、繋がりができるのはいつでも嬉しいもんです。