この日はお呼ばれ。ちょっと楽しかったのです。四ツ谷にお出かけだよ。
カレーですよ。
現在関東には3つほど、ある程度の規模のインドレストランチェーンがあります。いや、もう少しあるかな。
ターリー屋は東京と千葉、埼玉に大阪を含む40店舗の展開。インドレストランチェーンの巨人であるといえましょう。大きくなったよねえ、ターリー屋。吉川社長、素晴らしいです。シディークも一時期の大変だった時期を超えてパワーアップ、頑張っています。ラムザン社長もその粘り腰と努力、すごいです。ムンバイはいま18店舗、だったかな。面白い取り組みがあるインドレストランと認識しています。
「インド料理ムンバイ四谷店」
はいいなあ、とずっと思っていました。2階で楽しめるティータイムプランがいいのです。
いつぞや2Fがリニューアルになって、その時のリニューアルコンセプトが「インドの邸宅(ハヴェリ/邸宅)」をイメージ」したもの。その名も「The Blue Haveli(ブルー・ハヴェリ)」。ジャイプール、チャビ ニワス王宮のプライベートルームからのインスピレーションなのだとか。なるほどなあ。イメージはラジャスターン地方の邸宅なのだそう。かなりスタイリッシュな美しい空間なんです。ちょっとお洒落して行きたくなりますよ。
あろうことか、この素敵なレストラン空間でこの日のわたし、コンビニ各社のカレーの弁当を食べるという暴挙!(笑)いや、ご依頼ですからね。まったくすごい画になってしまったよ。もうなんか、申し訳ないやら笑っちゃうやら。こんなこと許されるはずもなく、なのですがこれが今回のお呼ばれのキモで、そのお話はまた近々、ね。写真が一部むにゅ〜ってなってるのはそのためです(笑)。
それは置いておいて、この2階の「The Blue Haveli(ブルー・ハヴェリ)」だけのお楽しみがあるんです。「 ロイヤルアフタヌーンティーセット」といいます。
2F限定、完全予約制。セイボリー(インドスナック)とミタイ(インドスイーツ)が全14品。それにおかわり自由のムンバイマサラチャイがセットになっていて14時から17時までのんびりできるというプラン。ああ、なんて素敵な。ヌン活の皆様におかれましてはインドレストランでのハイティーなんていうステキセレクトもあることを覚えていてほしいのであるぞ。いや本当に。ブルーの壁と繊細な模様にお洒落なインドスイーツ。映えるよお。
で、この日はチーズナーンと焼き物2種をいただいたのです。フィッシュティッカとタンドリーチキン。どれもどうにもおいしいのだよ。
チーズナーンの破壊力というのは本当にすごいなぁと思います。うまいパンであるナーンの中に全てを持って行ってしまう旨みのかたまり、チーズというやつをフィリングなぞしてあればもうぐうの音もでない、ということ。ホントたまらない。本国ではーとか本格とはーとかどうでもいい。おいしいんだもの。
焼き物、どちらもしっとりと繊細、ジューシーに仕上がっており日本人の味覚を虜にする味です。タンドリーチキンはふんわりと仕上がり舌をくすぐってくる感覚。味付けも強すぎず見事な調整。フィッシュティッカも素晴らしい仕上がりです。魚の身をミルフィーユのように感じさせる妙があるねえ。マスタードオイルの香りほのかに異国の味をほんのり意識させます。いやまいった。
実はちょっと食べ切る時間がなくて持ち帰りました。あたためなおしてもそのおいしさ、変わらずで素晴らしい。
クラシックなインド料理の良さが強く出たまとまりでした。
いいものだなあ。
こういうものを出してくれるいいレストランがないと困るのです。だからムンバイはとても大事。場所としても、味としても。