みんな大好き、
「ViXion」
そういう言い方をして間違いがないと思うきょうこのごろです。「ViXion」のクラウドファンディングの勢いを見れば一目瞭然。新分野を作り出しなおかつそこで一人勝ち。
勝ち方の金額が尋常じゃない=それだけのニーズが白紙のままあった、ということ。
https://greenfunding.jp/lab/projects/8556
それで、きのうはViXion01Sの新ファームウェアを見せてもらいに行ったんです。「ViXion」のオフィスにお邪魔するのはこれで3回目?4回目?嬉しいことに度々お誘いをもらっています。
これくらい続くともうなんというか、皆さん顔も知ってるし気心知れてきて硬い挨拶も説明もなし。担当さんが同じテーブルに座ってくれて、わたしときたら勝手にプロトタイプをいじり始めて聞きたいことをこっちから聞いて、と自由すぎて楽しいやらうれしいやら。
ViXionはオートフォーカスメガネです。あえてそういうわかりやすい言い方をしたんですが、厳密にはメガネではないんです。視力矯正をするものではないからね。眼の水晶体を動かす筋肉をデバイス側で肩代わりして助けるというもの。プラスその延長。
つまり本来裸眼ではピントが合わなかった超近接、例えば目玉の5センチ前の距離のピントが合っちゃったりするわけです。すごいおもしろ体験です。だからプラモデルのランナーとか見て超絶細かい筋彫りとかリベット表現とかが見えちゃったりしてね、面白いったらありゃあしない。
そんでハードウェアの2世代目に当たる01Sで度付きレンズも入れられるようになっちゃった。メガネに近づいた感があります。今回のファームウェアアップデート、すごくいいんですよ。操作感、数値というよりも感覚でより直感的にフィット感が上がっていて楽しい、素晴らしい。
具体的には、
・合焦が速くなった感覚だがこれは気のせい。スムーズになったとのことで、そこからの体感。
・より自然なピント調整のスムーズさ。これは一つ上の記述と同じ。
・ピント合わせレバーを動かすとピピピ音が出てキャリブレーションがより直感的にできる。
・超至近でのピントの合焦に利がある。
・模型などディティールを細かく見ていく楽しみ。諦めていたことができる面白さ。
・プラモデル、もう一度やるか、と。プラモデルのデカール、ルーペレベルで見えるぞ。
とかね。
両目のピントを合わせる気持ちよさってのがあるんですよ。クリアな視界、シャープなピント。それを自分で作れる気持ちよさったらありません。カメラの宣伝のようなセリフだけどさ、これが自分の目に起こるのはすごい体験です。
自分の左右の目のピントがちがうのは珍しいことではないわけですが、それを自分の手でその場で、自分の感覚で合わせていって視界がシャープに輝くという体験。これはなかなかに新鮮です。
あとね、夢だった「メガネでも裸眼でもちょっと中途半端だった足の爪切り作業がちゃんと合焦して正確にできる」(老眼との兼ね合い/笑)が実現。素晴らしい(ニッチ)。いやしかし、こういう隙間を埋めることでQOLって上がっていくよね。
値段、こなれたなあ。ハードウェアも現時点の完成度で十分と感じるし。もちろんやれることを想像するともっと色々夢がひろがるけどね。
この先がまだまだあると思うとワクワクする。