カレーですよ5397(千葉茂原本納  タイ王国料理 カポン)峠のタイ料理。

例の暗い峠道のタイレストランにやってきたのですよ。久しぶりだなあ。

 

 

カレーですよ。

 

 

とにかく落差が楽しいんです。ラクサではないぞ。それはタイではなくマレーシアであるぞ。タイだったらカオソーイか。落差とはなんなのか。

まず茂原の山ん中にあるんです。本当に峠のほぼ頂あたりにあるんですよ。曲がりくねった峠ではなく山にズドンと一本、道を通した感じの峠でね、夜は街灯もなくかなり暗いです。通勤時間帯はクルマの数もそこそこあるけれどそれを過ぎるとシーンと静まって静かです。そういえば昼間来たことなかったなあ。

そんな真っ暗な中、ひときわ明るい大きな看板。この奥に進むと

 

「タイ王国料理 カポン」

 

があります。なぜだかたまに思い出しては定期的に訪れているんだよ。なんか好きなんです。

敷地は広く、駐車場の周辺に建物がいくつかあります。先ほどの看板には「カポン」以外に「ボーソーヒルズ」、「イベントホール松尾」、「エムワン企画」などの名前がありました。それぞれデイケアサービス、多目的ホール、各種運営の会社の名前。

広く事業を展開しているようで介護、デイサービス、レストラン事業、人材派遣などもやっているみたい。求人で新車の清掃作業、これは多分輸入車の国内出荷前の洗浄清掃のことだと思います。以前は空港内作業の求人や浴槽組立て、工場内軽作業なんてのもあったよ。いろいろと興味深いねえ。

さて、レストランへ。駐車場の奥へとクルマを進めるとその奥の奥にガラス張りの吹き抜けが威容を誇るエントランスが現れます。茂原の、何もない峠道の途中に突如そびえる西洋のお城風味の建物の唐突さに思わず足元が揺らぐのです。らせん階段とシャンデリアであるよ。ゴージャスなんである。

階段を上がりちょいとこじんまりした扉を開けると広いホールに出ます。タイの民藝趣味色濃いついたてに仕切られた席に着きます。

快適なんだよねえ。

 

久しぶりにやってきましたが料理のお値段、どうかなあ、と考えます。値上げしたかなあ。心配になる程お安かったからなあ。席につきメニューを見ると、あ、やっぱりお安い。少し値上げもあったみたいですがやっぱり俄然お安めだあ。

マイペンライな感じのおばちゃんが迎えてくれます。なんというか、独特の快適さがあるんだねよね。

セットメニューから

 

「生春巻き+レモンポーク」

 

というのを頼んでみました。なんだろうなあ、レモンポーク。セットの内容の充実度がすごいんですよ。これもうね、ちょっとしたパーティーですよ。この皿数。ただごとじゃない。

前菜の生春巻きスタートで、スープ、メインディッシュのレモンポーク。ごはん。さらにに選べるサイドメニューのレッドカレー。デザートとドリンクまでつくんだからね。サイドメニューは赤、緑、黄色のカレーとトムヤムクンからのチョイス。飲み物も5種から選べます。しかもメインディッシュがもりもりであるぞ。

生春巻き、おいしい。タイ料理じゃないけど日本のタイレストランでは定番ですな。マイペンライってことであるよ。スープはセルフでおかわり自由。胡椒強めのジューでなかなかにいいんです。

 

さて、レモンポーク。

これは、、ああそうか。ムーマナオだこれ。そうかあなるほどお。日本人に分かりやすいようにレモンポークなんて名乗ってるけど食べたらムーマナオの名前がポロリと出てきました。酸っぱくて辛くて美味いです。そしてすごい量だよこれは、、、単品料理の数人まえという感じかなあ、驚いた。

 

それ以上に驚きが野菜をかなり使っていること。折からの野菜の高騰でどこのお店も野菜を少し控えめに使うのが当たり前の昨今。大盤振る舞いで大したものです。やっぱり心配になる(笑)

カレーはレッドカレー=ゲーンぺッにしました。ペッは辛いという意味ですが全然辛くないので辛いもの苦手という御仁もこれなら気兼ねなく注文できましょう。わたしとしてはちょいと残念。もいうちょっと辛くてもいいよなあ。ココナッツミルクが強めでした。

しかしこれで1600円だというのだから空いた口が塞がらない。もいっかい言うけど1600円だぜ。なんだかもう、どうしていいやら。そんなこともあっていつも迷ってはお得なセットに流れてしまうんですが、次回こそ単品のパイナップルチャーハンにしようなあ。少し還元せねばいけないもんね。

またここ独特のリラックスをもらいに茂原の峠道までやってきましょう。

なんかいいんだよなあ。