【プレスツアー】満腹ファムツアー@房総半島 その1 ~ 東京湾フェリー

友人からプレスツアーのお誘いをもらったんです。けっこうギリで(笑)。いやいや、お誘いうれしい。とてもうれしい。そして、行ってみれば錚々たるメンバー、その中に知り合いの顔もあってうれしくなりました。行き先は千葉、房総半島。しかしまず向かうは横須賀久里浜「東京湾フェリーの久里浜港のりば」

わたしの実家は千葉にあります。現在住んでいる場所も下町城東地区で千葉寄りの東京といえましょう。なのでわりと頻繁に千葉にはいくし、広い広い千葉でがありますがそれこそ市川、船橋といった東京近隣からカレーを求めて柏、野田と遠くへ奥へ。養老渓谷もなんのその、勝浦あたりも楽しい場所がたくさんで、遠く犬吠埼あたたりなら銚子電鉄の走る素敵な風景も。

そんな千葉をくまなくの男なわけですが、実は今回かなり楽しかったのです。なんなのか。それはつまり

 

「人に連れて行ってもらう千葉」

 

というのは思いのほか新鮮だったのです。さあ、まずは東京湾フェリーの久里浜港へ集合。ちと遠いんですが「東京湾フェリー」、好きなのでね。乗るのも見るのも好きなので苦になりません。

ツアーは題して、

 

「リニューアルした館山炙り海鮮丼食べ 旬のいちごを食べつくす満腹ファムツアー」

 

というタイトルのツアーです。

フェリーに乗って浜金谷へ向かいます。金谷港、年に数回訪れては港の端から例のターンを眺めるのが趣味なんであるよ。通称「金谷ターン」。これは

 

「東京湾フェリー」

 

のしらはま丸とかなや丸の運航のなか、金谷港入港時に小さな港内の岸壁前でスラスターを使った180度ターン、戦車など履帯車両でいうところの超信地旋回をするのです。これが素晴らしくてねえ。お尻から接岸するということなんですが。

つまり久里浜港では車両はバウ(船首)からの車両甲板への進入、すると、クルマはスターン(船尾)を向いているわけです。だから金谷港では180度ターンをして船尾から接岸、クルマを下ろすということですね。車両乗船のための桟橋の向かい側の岸からいつもこれを眺めるんです。素晴らしい操船で毎度見惚れてしまうんだよ。

今回プレスツアーということで特別に「かなや丸」の操舵室に入れてもらいました。この感激といったらないわけですよ。しかも、だよ。

プレスツアーチームの皆さんとは初めての人ばかりでおしゃべりも楽しくなごやかに時間が過ぎていきます。甲板から写真を撮ったりしているうちに、道行の後半という感じのタイミングでお声がかかったんですよ。「操舵室にいくよ〜」ってええ!そうなの?いれてもらえるの!?ありゃまーなんという眼福!!

船長やクルーの皆さんと(これが本当のクルーという言葉の使い所だよね。クルーってのは元々船員さん、乗組員の意味だから)いろいろおしゃべりをさせてもらいつつ至福の時を過ごします。なんて言いながらそろそろここを出ないと、とそわそわしていました。この航海は約40分。もう眼前に金谷港が見えてきていますからね。接岸までの忙しい時間に入るはず。しかし、なんでだ、何も言われずなんです。え、大丈夫?

驚くべきことに港内に入ってターンをかますところまで全部見せてくださったのですよ。なんtごいうことだ!ちょいと頭がくらくらします。こんな贅沢、滅多にないぞ。着岸まであと少しというところで操舵の担当は舵輪からはなれます。おっ?と思うと操舵室左に出っ張った、これは副操縦室とでも言おう場所かな。それとも第三艦橋か(笑)。

そこでダイヤルとフットペダルでスラスターを流れるように操作。こんなものまで見られるとはなあ。楽しくてぼーっとしているうちに接岸となりました。さあさあ、こんどは本当にここを離れて下船せねばね。

 

船を降りてまずは金谷港の中にある

 

「レストラン波留菜亭」

 

へ。ツアーバスが着くまで暫し休憩です。ロケーションが素晴らしくて天気が良くて、海の向こうに富士山がくっきりと見えます。気分がいいなあ。潮風気持ちいいなあ。しかし潮風ってのはなんでお腹が空くんだろうか。ごはんですよとかそういうのと同じ匂いだからか?(笑)

そんな小腹が減ったところでちょびっと食べましょうか、ということでやってきたのがアジフライ。これがたまらぬおいしさなんですよ。アジフライの小ブームが来ているようなのですが(当社比)、千葉は本当にアジフライの美味しいお店が多いんだよね。一次産業の場所との近さというのはやはり何にも勝るわけです。そういう場所に行く意味があると思います。

富津の和蔵酒造が作る「聖泉」も味見をさせてもらって。房総の地酒です。千葉も米どころであるからね。

うむ、これまたうまいぞ。

まだツアーは始まったばかり。なのにこの楽しさ。さて、どうなってしまうやら。