カレーですよ5461(本八幡 サンサール)たまの本店じゃなく本八幡。

実は本八幡のお店には来たことがなかったんです。小岩のフラワーロード商店街の外れにある本店にばっかり行ってました。乗り換えの都合でちょうどよかったので立ち寄ることにしたんです。

 

 

カレーですよ。

 

 

本八幡でさらりとランチ、と決めていました。小さなクルマの廃車作業を終え、電車で千葉の実家に大きい方のクルマを取りに行く途中の食事です。

お店に向かってブラブラと駅前を歩いていると「サイゼリア」発見。ここには寄らないのです。なんでかっていうと、食べられない「サイゼリア」だから。ここはサイゼリアの会社が運営している場所ではなく、なんでも有志が集まってサイゼリア発祥の1号店を保存、「サイゼリヤ1号店教育記念館保」としている場所なのだそうです。

サイゼリアの歩みなどがみられるのと創業当時のサイゼリアの店内を見られるらしく、一度尋ねてみたいと思っていたんですが、どうやらなくなってしまうらしい。残念だなあ。

さて、目的地は

 

「サンサール 本八幡店」

 

です。

「サンサール」というレストランはオーナーのウルミラさんあっての「サンサール」だ、と思っています。実際そうなんですけど、そういう要素を外すとどうなるか。どうもならないのであるよ。盤石、なんであるぞ。きちんと美味しく、しっかりネパールの民族料理なのですが、しかし日本人の舌を持ってしての満足があります。素晴らしいことです。

オーナーシェフのウルミラさんがいてもいなくても、そこは変わらないんだよね。そういう土台をウルミラさんとコックさんたちがきちんと作り上げて、その上でウルミラさんがいてくれるという満足。それはもう満足倍増ということだよなあ。そうか、そういうことだなあ。

だからこの日ウルミラさんはいなかったんですが、楽しいランチになりました。美味しい料理だったな。

 

「Aランチセット」

 

を注文。カレーが2種選べるので日替わりのカレーとたまごカレーとしてみました。

お、先割れスプーンだ。かわいいなあ。給食みたいでうれしいなあ。

 

たまごカレー、期待していたんです。好きなんです。

ゆで卵やフライドエッグを入れるインド亜大陸周辺国のカレー、幾つも種類があるんですが、日本では往々にして甘めに決めたクリーミーなものが多いと体感しています。カシューナッツベースのものなどもあるよね。予想は当たって甘めのとろりクリーミーなものがやってきました。甘さは過剰にならずバランスがよくてね。よしよし、これは好みだぞ。欲しかったものがやってきました。

 

日替わりは野菜とチキン。

これは塩味のエッヂを上手にキメてあります。日本人が好きな「旨み」が野菜とチキンからたっぷり。ああ、これまたうまいよ。たまごカレーの甘さとのコントラストもいい感じだし、どちらもなかなかに良いものです。

サラダとごはん、ナーンがつくシンプルなセットで、昨今の華やかなインド料理のプレートなどと比べれば地味に見えるかもしれないですが、その内容、質実剛健にしてそれ以上の幸せをもたらしてくれます。そっちの方が見てくれなんかより何倍も大事。

こういう土台のしっかりした、腰の位置が決まった素晴らしいネパール料理を知るとなかなか他を選べなくなるんです。