カレーですよ5462(千葉 稲毛千草台 カレー屋 久.山 / ひさ.やま)手がかかっていてきっちり美味しい。

千葉の、駅から離れた団地の中の商店街にすごいおいしいカレーライスのお店がありました。こういうの急にあるからカレー屋さん探訪はやめられないのよね。

 

 

カレーですよ。

 

千葉、千草台。京葉道路穴川インターチェンジのそばともなると電車でのアクセスはなかなか、、と思いきや。そうか、千葉には千葉都市モノレールがあるのだったよ。千葉駅前、千葉港、穴川から都賀に千城台までと意外と広範囲をカバーしているんです。

そんな千葉都市モノレールの穴川駅前から12〜3分のところ、30棟はあろうかという団地群があるんです。「千草台団地」といいます。4〜5階建ての低層棟でどうやらエレベーターはなさそう。古い団地です。昨今こういう古い団地のリノベーションなど流行りのようで、ちょいと気になるんです。いい感じにのんびりした空気です。

最近はこういう団地などの集合住宅1階の商店街にぽつりとインドレストランが入る事例をよく見かけます。うちの近所にもそう言うレストランが2箇所ほど。なので団地の商店街には注視をしているのです。

さてここ、千葉穴川の千草台団地でもカレー専門店を見つけました。ところがインド料理やネパール料理ではなくて、純粋にニッポンのカレーライスの専門店です。インド亜大陸周辺レストランじゃないこういうパターンは珍しいと思う。入り口には賑やかな看板にカレーライス、カツカレー、スープカレーなどのメニューが並びます。おや、ここちょいとおもしろいぞ。

 

「カレー屋 久.山(ひさ.やま)」

 

というお店です。

ニッポンのカレーライスの専門店では往々にしてカレーソースは1種、そこに具やら肉やらを入れて幾つかのメニューとするやり方が多いですよね。逆にこんなふうに日本のカレーライスのいくつかのスタイルをカレーソースを別で作り分けるなんてのは、貴重品なのです。さて、如何かな。

お店に入ると大テーブルで地元の常連ばーちゃんたちが中ジョッキあけているようでうらやましいぞ。わたしは例によってクルマでありますゆえ。調味料がたくさんの種類、真ん中のサービステーブルに用意してあるのもなんかいい。いいなあ。あとで使ってみよう。

さて、注文。

 

「カツカレー」

 

としました。わたしとしては珍しいチョイス。このカレーが大変旨かったんであります。

カツ大きめであまり厚切りにしておらず、のこのスタイルはとても好み。カツカレーのカツ、薄くあるべしがわたしの座右の銘であります。これまたありがたかったのはカレーとカツのセパレート。カレーソースをカツにどばっとかけるのはちょいと勘弁願えれば、と思っています。自分の意思でカレーソースに浸したいのだよ。ああ、いいなあ、わかってらっしゃるなあ。

とはいえじゃぶっとかけてしまうのがそのお店のスタイル、それがそこでの完成型ということなら致し方あるまいと思っとります。その場合は次回、違うメニューを選ぶか違うお店を選ぶかすればいいだけのことだからね。

カツ、取り立ててクセはなく、きちんと脂身甘く、美味しいものです。実は「カツカレーゴールド」という上位メニューがあるらしくて、隣のサラリーマン氏が「いつかはゴールド食べたいなあ」と独りごちていました。そうかあ、なるほど、なるほど。わたしもいつかはゴールド食べたいなあ。

カレーソース、大変にいいんです。大変おいしい。小麦粉ぺったりにしていない野菜からでありましょうか、ゆるいとろみ、適度な粘度で旨みが強いもの。丁寧な作りでうれしくなります。ああ、これはなかなか。いやかなり。専門店を名乗る理由と価値があるというものです。口は甘く幸せでその中に辛さがピリリ。知らぬ間に汗をかかされます。いいカレーだなあ。

妻と一緒だったんですが、彼女が頼んだミックスカレー(牛豚ミックスという意味らしい)とわたしのカレー、カレーソースの味が違う気がしました。作り分けているのかなあ。だったら手間かけてらっしゃるなあ。スープカレーやキーマカレーもメニューにあります。ラッシーソフトクリームなんていうデザートも載っていた。うーん、これは是非食べたいぞ。

しかもね、メニューにね、ちいさーく「少し値上げしてもいいですか?」とか買いてあってもうなんか涙出そう。

通い甲斐がある店を見つけたということです。応援したいです。

また早々に来なくっちゃ。