カレーですよ5465(レトルト 36cos オーベルジーヌ)完璧な出来栄え。

「オーベルジーヌ」のレトルトカレーというだけで「おっ!」という人も多いのではないかしら。

 

 

カレーですよ。

 

 

「オーベルジーヌ」という店はテレビ関係者の中で有名なお店。そういうはなしをいまや普通の人もわりと知っている感じになっています。メディア関係者に好まれて、そういう場所で紹介されることが多くなって生まれた付加価値、というやつ。

とはいえ実力がなければそうはならないわけです。そんな

 

「オーベルジーヌ」

 

のレストラン時代、店内で食べることができる時代のことを知るひともだんだん減ってきているようです。

実は自社で企画したレトルトも扱っていたはずなんですが、今回、あの36房「36チャンバーズ・オブ・スパイス」が作るという話になって大いに驚いたのです。どちらかというとアジア志向の製品作りをするイメージが強い「36チャンバーズ・オブ・スパイス」なわけですが、どっこい、欧風カレーの代表的2強の片翼をレトルトパウチで出すというからね、なんとも楽しい展開です。

食べれば納得、なにものでもないオーベルジーヌの世界観が袋に入って目の前にあるわけです。温めるだけであるわけです。これはとんでもないことだぞ。

まずひとくちめ、なんですが、舌に乗る前にもうすでに「これはオーベルジーヌである」という予感が確信に変わるんです。香りと、その先にある甘い味を何故か感覚が舌よりも先にキャッチしてしまうのであるよ。いや、偽りなく素直に書いてるよ。

甘い、甘い、甘い。そう、そうであった。カレーなのにここまで甘いんだった。しかしその甘さ、単純ではないんだよ。奥行きがあり立体的。甘いからといってお子様向けではなく奥に汗かかされる辛さが隠れています。この感じが面白くて夢中になる人がいること、その気持ち、よくわかるなあ。

肉もしっかりといいんですよ。美味いんだこれが。大変にうまい。

アテられてしまうくらい甘いわけですが、その分懐も広いのです。旨みやどしっと揺るがぬコクなどに支えられているので何か別の食材を後乗せしても揺るぎがないんだよ。そういうもので甘さとのコントラストを作っていくとより楽しく食べられると思います。好きにしていいと思う。

 

「四ツ谷カレースイーツ番長」の称号を差し上げたく。いや、やっぱり大したものだなあ。