妻と2人でぶらり旅。宿は軽井沢にとったんですが、道中まったく予定は作らず。いつも通りのやり方です。そういう旅が好きなのだよ。
カレーなしよ。
ぶらぶらとローカルスーパーを覗き歩いたり、道の駅に行って買い物をしたり。そうやってあてなく軽井沢方面にダラダラと向かう道すがら。あ、ひらめいた。そうか、界隈、群馬県太田市あたり。ブラジルコミュニティもいいけどね、
「かわとみ」
があるじゃないか。
そうじゃないか!そうだそうだ、あそこに行こう。茄子の蒲焼のあれを食べよう。そうしよう。うちの奥さんも常々食べたいと思っていたようでニヤニヤとしながら賛成表明をしています。いいこと思いついちゃったなあ。ちょうどぼちぼちランチの時間も過ぎようというタイミング。
例の「なんでここに店が」の田んぼのど真ん中へクルマをすすめます。えーと、どこだったっけか。そんなふうに見落としも致し方なし、という感じの農道から少し凹んだ場所に「かわとみ」があるんです。好きだなあ、商売っ気が薄くて。
たどりつくと残念ながら時間的にお店での食事には間に合わなかったんです。それじゃあ、とお弁当を買うことに。おばちゃんに「駐車場で食べてていい?」と聞いたら快諾してくれました。そんじゃあクルマで食べることにしましょう。焼きそばも買うぞ。
お弁当、初めてだなあ。こんな掛け紙がかかってるのかあ。
これだけはちょっと商売への色気があって、そこもなんか楽しくていい感じ。実際この店は有名店ですから。
そうそう、これこれ。これですよ。これのどこがナスなんだ、というこの見た目、うなぎ感。毎度驚きであります。うな、、失礼。茄子のこの照りとコゲにはどうにも驚きを禁じ得ないね。茄子であるぞ、と意識をしっかり持っていないと知らぬ間に脳がうなぎ認識に切り替わり、そのまま箸を口に持っていき、茄子であることに気づいてビクッとくるんです。ああ、楽しい、おもしろい。
茄子の下には鶏肉が敷いてありますが、これがまたうまいんだ。鶏肉とタレだけで丼、というんでも良いんじゃないか、メニューになるんじゃないか、というものでね。
とてもとてもおいしいんです。
焼きそばも良かったなあ。これはあれだ、太田焼きそばだね。麺が太く、噛みごたえがあってもぐもぐとちゃんと噛んでいっておいしさがふくらむという大変に良いもの。大満足であるよ。
ランチ、お弁当になってしまったのですが、のどかな風景の中でのんびりお弁当というのもいいものだなあ。
さて、のんびりと碓氷峠を越えよう。