
カレーを迷っていました。仕方がないよ。だってここはお茶の水/神田神保町エリアだから。
カレーですよ。
先日「第13回神田カレーグランプリ決定戦2025」が開催されたことでも分かるように、ここは日本のカレー外食地域のヘソであります。まんてんもある。共栄堂もボンディもエチオピアもなにもかもある。ど真ん中なのだよ。なので選択肢に事欠かないわけです。というか、多すぎて結果決められないとかしばしば起こります。

このあいだなど、あんまり迷いすぎて疲れ果て、「お茶の水、大勝軒」にふらふらとはいって券売機のカレーライスのボタンを無意識に避けてもりそばを頼んでしまうくらいの土地なのです(なんだか言っていることがよくわからないという意見は聞かぬ)。

そんないつも通りの状況の中、時間は20時を回っています。うん、これは逆に選びやすくなるのよね。なんでかっていうと、カレー専門店の夜は早い、ということ。お店が絞られてくるんです。大体インドレストランが遅くまでやっているよね。それ以外で探してみました。そうだ、定番、
「カリーライス専門店 エチオピア 本店」
最近秋葉原のキッチンばかりで本店に行っていなかったのでちょうどよいんじゃないかな。遅くまでやっててくれるし。混雑はしておらず、適度に席が空いては入れ替わり。

うんうん、こういう曜日の夜の時間帯、居心地が良いんだよね。
券売機で選んだのは珍しく、
「エビカリー」
なんとなく、であるよ。


エチオピアのカレーソースは個性が強いことはもう皆さんもご存知の通り。そしてそれゆえエビが入っても「エビ感」はあまり出ないんですよ。カレーソースが勝ってしまうからね。あくまで「なんとなく」選んだんであるよ。とはいえ悪くないですな。


なんだろう。食べるとやってくるこの気持ち。やはりこの味に戻るというか、インド料理ではなく、カレーライスの最上位種というかね、そういうスタンス、そういう味が一番好きなのだなあ、と自分を客観視したりします。


そして忘れちゃいけないアチャール必須。コツは自分の好みの辛さより1段低く辛さ設定をして、そこにアチャールでプラス1段分辛くするというやり方。いつも通りの辛さでたまねぎの風味プラスは最高なのです。


夜ごはんのエチオピア本店。久しぶりとなりました。
やはり、たまらないのでありました。
