
ナポリタン屋のカレースパであるぞ。これ、いいんじゃないかしら。かなりいいんじゃないかしら。
カレーですよ。
カレースパゲッティはどうもおいしいのがないんではないか、という先入観があるんです。なんというのかな「やっつけ感」を感じてしまうんです。もちろんいいものも中にはあるよ。高崎「シャンゴ」のやつとかね。

で、そんなことを思っていたら、
「スパゲッティーのパンチョ」
がカレーナポリタンを期間限定で出してきたんです。復刻メニューなのだそうだ。うんうん、前にも食べたことある。覚えてる。この夏開催された「パンチョ復刻総選挙2025」というのがあったそうです。過去の期間限定メニュー20品から1位を獲得したのが「カレーナポ」だったのだそう。2019年からメニューに上がった「カレーナポ」はメニューに上がるたびにアレンジ等進化をしてきたんだとか。

今回その名を、
「ゴロッとチキンのカレーナポ」
といいます。

「トッピングにはゴロッとしたタンドリーチキンと輪切りのゆで卵をたっぷりと使用し、カレーソースには隠し味として「めんつゆ」を加えることでコクと旨みを強化。ちょっぴりスパイシーな大人の味わいに仕上げました。」なんて書いてありました。

それで、なにしろナポリタンというものの幸せ、完成度の高さ、これはもう異常なものがあるわけです。それをわざわざカレーまみれにせんでも、という気持ちがあったんだよねえ。しかし今回の「ゴロッとチキンのカレーナポ」はかなりいい。いいんですよ。着地のさせどころがうまい。

キーマカレー的な甘めの挽肉カレー味がたくさん混ざっていて、そこにデカ肉も絡むうれしさ楽しさ。そしてあのムチムチした麺、あれもパンチョならではでクセになるんだよね。チキンもしっかりと旨いです。なるほどなあ。カレースパゲッティってなんかこれぞ!がない感があったんだけど。

「カレースパゲッティ」ではなく、ナポリタンに寄せて甘めに仕上げるとこんなにいいのかあ。これいいではないか。パンチョいいじゃん。なんか、これよくない?よくないこれよくなくなく、、、みたいな感じになってきたぞ。

それで、御徒町店のにいさんがまた感じよくてさ、それもうれしかったんです。わたしは耳が悪く聴力補助のためにAirPods Pro2を使っています。一見ノイズキャンセリングか音楽を聴いているように見えてしまうわけですが彼はイヤホンしてるしてないの分け隔てなくにこやかに対応してくれました。ありがたかったな。うれしかったな。

外食が値上がりし、経済は良くならずなかなか大変な日々です。それでどうしても個人店を応援してしまいがちなんですが、ここ御徒町店にはまたすぐに来たいと感じさせるものがありました。
