カレーですよ5668(レトルト NISHIKIYA KITCHEN チキンビリヤニ)袋からビリヤニ!

これは驚き。ちゃんとビリヤニだったよ。変な言い方だけど、しかし間違っていないと思うので、もう一度言いましょう。「ちゃんとビリヤニだった。」

 

 

カレーですよ。

 

 

もちろんこれ、湯煎やレンジアップで温め調理をするものであり、お店で出てくるやつとはまた違うものではあります。しかし「違う」と言い切ってしまえない、いや、むしろ「袋に詰めるんだったらこういう感じになるの当たり前じゃない」と本国のコックが言いそうなくらいのところまでツメてきている、と感じさせるものだったよ。

なんの話をしているかというと、話題のやつ。仙台の食品メーカー「にしき食品」のNISHIKIYA KITCHENブランドから出ているビリヤニのこと。

 

「NISHIKIYA KITCHEN チキンビリヤニ」

 

袋詰めビリヤニを作ろう、というお題を決めた時、二つの道、ふたつのアプローチがあったのではないかと思うんですよ。まずひとつ目。ビリヤニというものがあってそれに寄せたなにかをレトルトパウチという範囲の中で実現しようというやり方。もう一つはビリヤニを本当に袋に詰めてやろう、伝統技法ベースで調理して炊き込んでそのまんま、そのものを袋詰めだ、という愚直なやり方。にしきやは後者を選んだわけです。そう思います。

前者で作るとわりと汁っけのある混ぜカレーのようなものが完成するのではないかと想像しています。違うかな?そして実際にはにしき食品は本当にビリヤニを炊いて袋に詰めてきた。どうやったんだこれ。そういう声が知らずのうちに出てしまうんです。

当然ながらお店で出てくるものとは違うからね。あのふわり、ぱらりとした感じは((蛇足ながら、ふわり、ぱらりじゃないビリヤニもあるみたい)現在どこのメーカーがやっても出せないだろうこと、想像に難くないです。しかしにしき食品はやったんです。多少ダマになったりしてもいい。本物をぶつけてやろう。そういう気概が見えました。鬼気迫るものを感じます。

それは多分、NISHIKIYA KITCHEN プライド。

ビリヤニを出す。しかも世の中の話題になっている最中にぶつける、となれば下手なものは出せないでしょう。そしてインド料理ラインナップを保持し続けている誇りもあって。そういう背骨を持っているからこそこの製品を出してきたと受け取っています。そしてそれが一時品切れを起こすほどの話題性。時代も味方したと思います。

インド料理(敢えてカレーと書きたくない)を製品ラインナップに載せ続け、毎年総料理長(そんな肩書きかどうかわからないけどそういうポジションが食品メーカーにはあると聞きます)や開発のメンバーがインドに送り込まれ、という情熱的な取り組みを長く続けるにしき食品です。そういうの、直接聞いて知ってます。懐かしいぞ、大塚の東京支社に遊びに行ったこと。

さて、ビリヤニの魅力とはなんだろうね。南アジアのスパイス炊き込みごはんです、これ。この言い方もちょっと誤解を招くかしらね。米にスパイスを放り込んで炊くという単純なものではないんですよ。長くなるのでここでは詳しく書かないですが、手間のかかった炊き込みごはん、いや、蒸し料理の方がぴたりとくるか。そういうものなのです。だからふわりとした炊き上がりの軽やかさと大きく上がる香りは強い魅力となるものの、袋詰めには向かないよなあ、と思うわけです。

さて、じゃあ食べますよ。

湯煎でもよし、レンジアップでもいけるんです。温めはレトルトパウチと変わらないですね。わたしはレンジアップとしてみました。袋に鋏を3センチほど入れて、500Wで2分半。パッケージの中でかたまる長粒米を加熱後にパックの外から揉んでやるといいかもしれないよ(熱いから気をつけて!)。

わたしはその上でお皿に出してもう一度ほぐしました。きゅうりと玉ねぎを刻んでライタも用意したよ。やっぱりあるとないとじゃ大きく体験が変わるからね。味は苦味が少し前に出る大人っぽい香ばしさ。きちんとスパイスの芳香が強く上がることに驚かされます。スパイスの香りを閉じ込めた油を上手に使ってのことだと思います。これ、いいんじゃないかなあ。なかなかいいぞ。

NISHIKIYA KITCHENのオンラインショップでは750円となっていました。安い、と思うな。レストランの半額以下というところではないかしら。

 

さて、アイドルグループのお嬢さんたちも頑張ってくれていることだし、次はお湯を注ぐスタイルの日清食品の番ではないかしら。ほかもやるかやるまいか悩んでる食品会社、あるんじゃないかなあ。