カレーですよ5669(レトルト 銀座スイス 洋食屋のカレーソース)実力派。

銀座スイスはご存知のカツカレー発祥の店であります。先日、しばらく稼働していなかった築地店がリニューアルされたと聞きました。

 

 

カレーですよ。

 

 

「TSUKIJI.カフェ.スイス」の名前になったそうです。以前は「築地 バー&グリル スイス」といったっけね。洋食メニューをつまみにお酒も飲めるというスタイルのお店でした。わたしも当時、連載雑誌の取材でおじゃまをしたことがありました。

あそこのカウンター席、よかったよなあ。

 

「銀座スイス」

 

のカジュアルランのお店です。

で、この日はお店ではなくレトルト。これ,よくできているんだよね。カレーソースのみという潔いレトルトパウチです。これはつまり「銀座スイス」からの自宅でカツカレーへのいざないか、と考えるわけです。具材とかお肉が入らないから。そして「銀座スイス」の看板だから。かつ、自分で乗せてね、というね。

とはいえ今日はスパゲッティに合わせると決めていました。その組み合わせ、相性がいいのよね。なんてことを勝手に思いながらパッケージの裏を見るとカレースパゲッティも推奨となっていました。なるほどご本家からもオーケーをいただいたぞ。では、いざ。

レトルトカレーというもの、わたしに限って言えば「再現」という言葉は使わないんです。使う必要がないからね。たとえば千葉・稲毛の「カレーレストラン シバ」のレトルトカレー。これはシバのキッチンで柴崎シェフが実際に手を動かして調理をし、それを店内の小型レトルト機を使ってパックするので「再現」ではなく「本物」そのものです。

たとえばエスビーから出ている荻窪「トマト」のカレーは「再現」ではなく「トマト」とエスビーが共同で作った新メニューという言い方がしっくりくると感じます。もちろん店の特徴に寄せているけどあれを「再現」はできないんだよ。わずか300円ほどで。稀に「再現」を本当にできているレベルのレトルトカレーにも当たったりするけど、特に欧風ではそういうのあるけど(欧風とレトルトパウチは相性がいいんだと思う)それは極々少数。

そういう中でこの

 

「銀座スイス 洋食屋のカレーソース」

 

はけっこういいセンいっているんです。

旨口、というのがちょうどいい例えではないかしら。丁寧な味わいのカレーソースは後入れの具材や下味を少し強めにつけたスパゲッティにも負けずに主張し、バランスします。旨みの奥行き深く、クラシックな洋食店をちゃんと思い出す作り。そういうのはまさに銀座スイスの旧店舗を思い出すよね。

とはいえあれをそのまま再現は無理筋。そういう中でこれはいいセンいってます。お店の看板を掲げるレトルトは「いいセンいってる」落とし所にうまく着地できていたら、わたしとしては満点を差し上げていいといつも思ってます。もう少し言えば味や香りに店との関係性をちゃんと感じさせるもの、という言い方で伝わるかもしれない。そこまで行っていれば十分納得ができますから。

これ、いいな。スイスの名前を隠されても「これはいいカレー」と言える味に仕上がってます。正統派の洋食レストランのカレーライスの味で、間違いなく「銀座スイス」の個性も持っています。カレーとして生まれる前段階のベースになる出汁スープの真面目さが出ているのかもなあ。カレーではあるが、万能ソースでもあるね。

スパゲッティを茹でてオリーブオイルと胡椒、生姜油に塩薄めで少し炒め和えました。きのことタマネギも炒めて入れてあります。これにカレーソース。上々を越える美味しさとマッチング。ああ〜これ満足感高い。

これはもう少し大々的に売れていってもいいんじゃないかなあ。現代ニッポンのカレーライスがこういう味を0キロポストにしてくれると嬉しいと思っているのです。