カレーですよ4347(レトルト エスビー エリックサウス 南インド風チキンカレー)よく出来ている。それが再現ではないところが素晴らしい。

やっぱり大したものだなあ、と改めて感心したレトルトパウチカレーがこれ。
最近5年ほどのレトルトパウチ事情を大きく変えたシリーズの一つだろう。

カレーですよ。

名店の、、とか選ばれし、、とか、既存の飲食店とのコラボレーションモデルともいうべきレトルトカレーが流行しているようだ。古くからあるジャンルであるが、シリーズ化して継続していくという流れは今までになかったものである。エスビー が先鞭をつけ、ハウスも追随している。

再現ではなくて、メーカーと店のシェフが共同で新しい味を開発するというスタンスに好感を覚える。再現はあくまで再現であり、本物というのとはちょっとニュアンスが違う。本物はいつでもそのシェフのいる厨房から生み出され、店でだけ提供されるものだ。
だからこそ、メーカーと店のシェフが共闘して新しいもの、しかしシェフの店の方向性がきちんと出ているものなどが出来上がると喝采を送りたくなる。そういう仕事のコーディネートなどもすることがあるゆえ、その大変さを知っているので尚更だ。

さて、この「エリックサウス」の看板を持つレトルトカレー。よくできているのだ。素直においしいよいもの。

味は甘さ要素抑えてきちんと辛さ強めに仕上げてある。激辛、とかではなく必要な辛さをきちんと乗せてやっているという感。辛さはカレーのキャラクターそれぞれで一点に決定するべきで、コンシューマーが後付けで辛さ調整というのは、実は疑問に思っている。完成形の味の着地点は基本一箇所のはずなのだ。

具材のチキンは満足感も高い多めの量が入っており手応え感じる。そして、たしかにエリックサウスのチキンカレーの方向性があるな、と感じさせる。
なんというかよくできており、この味の記憶が薄れないうちに店に行ってもう一度スタンダードなチキンカレーをオーダーして確かめてみたくなる。

辛いものが好きだから選ぶ、ではなく、ちゃんと手応えがあるカレーが食べたい貴兄にお薦めしたい。

わかっていたつもりだったが、改めて、よくできたいい製品だ。