レトルトカレー、たくさんの種類とジャンルがありますね。
カレーのジャンル分けであるとろの欧風とか洋食風とかのジャパニーズスタイルカレー、各国のカレーに準ずるもの、ご当地、名店コラボや激辛系。
そんな中でもあまり種類が多くないジャンルというのがあります。
カレーですよ。
そのジャンルというのが「スープカレー」です。スープカレーはレトルトになったものが少ない。
これはもう理由というのは2つくらいしかないんですよ。
まずそのジャンル自体のマスがそれほど大きくないこと。悪口ではないんですよ。単純にスケールの、分母の大きさという話で。決してそのファンは少なくないし、存在感も大きいジャンルです。
ところがいかんせん、カレーという大きな大きなマスの中ではごく限られた影響力であることは事実。だからこそ勝負できる強みもある、そうも言えると思っています。
それともうひとつは、これはもう物理的に仕方がない「具材の大きさ」です。スープカレーのイメージ、具材の大きさと多彩さがレトルトカレーという場所になると足かせになるんですよね。
レトルトパウチには物理的制限があるんです。
工場の生産機械のサイズ限界があるわけですよ。入れられる具材のサイズも量も決まってしまいます。こればっかりは致し方ない。
それで、それでもチャレンジを続ける少数のブランドがあります。そのひとつが、(株)明治から出ているこれ、
「明治 マジックスパイス スープカレー 」
なのです。存在して継続してくれるだけでも尊い製品。
札幌の名店「マジックスパイス」ブランドのこれ、内容などリニューアルをしながら長く存続していて、存在感を示していますね。とてもありがたい。
(株)明治が頑張ってくれていて、素晴らしいなあ、といつでも思っています。同じ意見の人、結構多いですよ。
これはパッケージに書いてありましたが、具材に柔らかチキン、ミートボール、うずら卵などが入るスペシャルメニューなのだそうです。野菜もたくさん入っています。
そしてこれ、けっこう辛いんですよね。
辛い理由はは別袋で入れるパウダースパイスとペーストで、この2袋の量を自分で調整ができるようになっているんです。これってスープカレーの真骨頂、味の調整が自由、という特徴だよね。なるほど納得できるなあ。この2つを入れる前のスープカレーはまるでポトフのような感じで、2種の小袋の中身を入れることではじめてスープカレーとして完成するような作りになっていました。
スープの旨味と辛さのバランスを自分で調整する楽しみがあるのはなかなかいいものです。
とはいえわたしはいつも結局初めから全部入れてしまう派なのよね。結果、辛い。だくだくと汗がでる。でもいいの。そういうものだから。
そして味を確かめつつこの原稿を書いているのでミスタイプが発生するわけです。
汗が出る、を汗がです、と打っちゃった。それはもう汗がdeath、くらいの勢いです。
激辛マニアであればたいしたことないと言うかもしれないのですが、世間から見ればそこそこ手強いはずです。
少しづつ入れて上手に小袋のスパイスの量を調整するといいよ。
とにかく自宅で手軽にスープカレー というのはなかなか望めないので貴重品。
引き続き、長く販売がされれば幸いです。
期待しています。