保芦ヒロスケさんからチェッターヒンをいただきました。
彼の開発した極辛のチェッターヒンは大好物。辛いもの、好きなのだが激辛にはちょいと弱い、そんなわたしが夢中になっている驚きのレトルトがチェッターヒンです。
カレーですよ。
オリジナルの方はかりそめ天国出演時にわたしも推したり、マツコのしらない世界などでも取り上げられていたりという、人気の製品。ストックがないとちょっと不安になるニクイやつ。
その姉妹製品が完成、送っていただいたのです。製品名は、
「チェッターヒン濃厚辛口」
パッケージには「吉祥寺生まれのミャンマー風チキンカレー」とありました。おや、「極辛」であったものが少し辛さを抑えたのかな、「濃厚辛口」となっています。
聞けば、武蔵野市を代表するおみやげセレクションである「2019-2020むさしのプレミアム」に選出されたということ。
そうか、だからより多くの人が手に取りやすく食べやすいというところで少しからさを抑えたわけか。それはなるほどだね。オリジナルはものすごく辛いから。
パッケージに苦労したそうで、「むさしのプレミアム」の選定条件である「武蔵野市の公認お土産品」という括りなわけで、カレーの箱本体以外に手提げ袋も付けなくてはならないという条件があったのだとか。
これをクリアするために箱自体に手提げを付けた特別仕様にしたのですって。手が掛かったねえ。
ビルマ語でチェッターは鶏肉、ヒンは煮込みやおかずを意味しています。玉ねぎなどの野菜やスパイス類をたっぷりの油で炒め水分を飛ばし、肉や魚など加えたイメージの料理。
ヒロスケさんチェッターヒンは激辛のアレンジメントですけど、多くのミャンマー料理は実はこれほどは辛くないのです。
でも当のミャンマー人もうまいと太鼓判を押すくらいのレベルである彼のオリジナルチェッターヒン。すごく美味しいんですよ。そのリトルホットバージョンが今回の「チェッターヒン濃厚辛口」ということみたい。
箱を開けてパッケージを手に取るとあいかわらずズシリとくる重量感。骨つきの鳥手羽元が2本まるまる入るのがその理由。
温めてお皿にあけると粘度高く、汁というよりも現地の考え方である煮込み料理、おかずの類と考えるのがより感覚に近いのだとわかります。ここまではオリジナルの極辛の物と同じ体験。
さて、食べてみるとなるほど、オリジナルチェッターヒンより確かに辛さが控え目になっていました。これ、食べやすい。
誤解を恐れずにいいますが、エスニック感は少し控えめに感じました。もともとミャンマー料理の味は日本人にも受け入れやすい物だと感じていたんですが、極辛のオリジナルよりもよりも「アジアの料理」丸出しの感はなく、ちょっと辛めのおいしい鶏肉煮込み料理として完成しています。
うん、いい感じ。カレーとして受け入れやすいんじゃないかな。
だからこその「2019-2020むさしのプレミアム」選出なのだというのがわかります。
ピーナツオイルの香りやガーリックのパンチが渾然一体となって口の中でグルグル回る感じ、ホールのブラックペッパーをガリリと噛んだ時の辛さと香りが場面転換を作ってくれるのも引き継がれていました。
これがいいんだよね。相変わらずの驚きがあるんだよね。
自宅でこの味、小さな袋から出てきてこの味というにわかには信じられない体験はもちろん健在です。辛いのになぜだか美味しくてどんどん食べられてしまうところも同じ。
素晴らしいねえ、相変わらず。
現在は公式サイトのみの発売。
実店舗では吉祥寺のカレーつけ麺モンタナの店頭販売もあるそう。