齋藤町長にはたくさんお世話になりました。
北海道、天塩町の副町長をやっていらっしゃったときには個人取材で天塩町を尋ねましたが、あの時のことはいろいろ忘れがたい思い出です。
カレーですよ。
東京でお会いした時はイタリア大使館の別館のイタリア文化会館での天塩町の食材を使った盛大なレビューパーティーでした。
エリオ・ロカンダ・イタリアーナが料理を担当、天塩町の素晴らしい食材を使ったフードに感激したのもでした。ソラノイロの宮崎代表のしじみラーメンもありました。
そこでご挨拶してからのお付き合い。東京での官僚職からの地方おこしの想いを持っての天塩町。心意気が素晴らしく、またその切り口や取り組みがアンテナ高く、ほんとうに賛同できる方です。
現在は余市町で町長職に就かれています。
少し前にガラクさんと町がコラボした製品が出るのです、とサンプルを送ってくださいました。
新型コロナのゴタゴタでなかなか感想をお伝できないままになってしまいましたが、ついに製品が発売になりました。
「ガラクのドライカレー」
なるほど、こういうパッケージになったんだね。
サンプルはもちろんほんとうの意味でのサンプルで貴重な試作品。無愛想なシルバーのレトルトパウチでしたが、カッコよくなって店頭にありました。
北海毒のベル食品さんが製造、ガラクさんが監修していてそこに材料として余市町産のぶどう果汁が入ります。なるほどなるほど。
チューブタイプでこれをごはんに混ぜたりスパゲッティに合わせたり。色々に使える万能カレー調味料。これはなかなかいいのじゃないかな。
まずは、とキャップを開けてスプーンに少し出してなめてみます。お、ぶどうの甘味と出汁の旨味。へえー。
鰹出汁からくるほんのりの苦味がガラクらしさを醸し出しています。
とにかく手軽に和風カレーに仕上がるおもしろさがあるね。蕎麦屋風ではなく、やはりガラク的な味わいというのかしら、そんな感があります。
スープカレー店はスープと大きな具材が命。出汁にこだわるというのも当然のことで、やっぱりラーメンの出汁とはちょっとニュアンスが違います。そういうところを感じます。
チューブで手軽にっていうのがいいね。
こだわりなくやるなら茶碗のご飯にこのままかけてもいい。少しづつ混ぜて食べても悪くない。
それにお家カレーでひと味足りない、奥行きがもう少し欲しい、なんて時に、便利、便利。
これ、いいんじゃないかなあ。
それにしても北海道にまた行きたい。すごく行きたい。齋藤町長にお会いしたいなあ。
余市町、必ず行きますね。