カレーですよ4439(新宿 パトワール)賄いスパゲッティとC弁当。

22時の新宿の外れ。あらら、店内は大盛況。席はほぼいっぱい。どうなってるのよ。

 

 

カレーですよ。

 

 

大好きなお店なんですが、夜はちと難しいんじゃないかな、な文化女子大隣にあるこのお店。そんな甲州街道沿いの夜は人の気配が途絶えるはずの場所。なぜか盛況です。

そう言いながら、実はここら辺になると新宿でもそれなりに人が住んでいたり小さな会社も多くてこの店を頼りにしている人は多いんだと思います。

 

「パトワール」

 

はカウンターだけの小さな小さなインド・パキスタンレストラン。

たぶん元ラーメン店でしょう。カウンターだけの極狭店に無理やりタンドールを詰め込んであります。そのおかげで、

 

狭い → でもタンドール入れた → なんか機材減らさないとならない → 冷凍庫なし → 作り置きできない → 毎日新鮮 → 超おいしい → 繁盛

 

みたいなステキサイクルになってるみたいで素晴らしい。うん、おいしいんだよね、作りたてが。

とはいえ満席近くお客さんがいるのはこの時節ちょいとこわいです。わたしはいつも通りお弁当持ち帰りなので大丈夫。

 

ありがたいことにタンドール横のいつもの弁当待ち席は2つ空いており、そこにちょいと腰掛けて、扉を全部ひらいて。半分体を外に出したままお弁当待ちです。

カーンさんがニコニコ迎えてくれて、もう一人のコックさんもわたしの顔を覚えていてくれて、快適、うれしい。

いつものようにチャイがサルビスで出てきて、わたしクラスになると(お安い弁当ばっかり買ってるけどな/笑)おかわりも注いでくれたりします。

 

注文はもちろんブレなく例の、

 

「C弁当」

 

キーマカレー弁当ですよ。

カーンさんと相棒のコックさんは忙しくててんてこまい。そんな中カーンさんがスパゲッティを茹でています。えええ?!

 

「カーンさんこの忙しいのになんでスパゲッティゆでてんの!新メニュー?」

 

と笑ったら本人も笑いながら賄いって言ってる。

いやいやいや、お客のごはんを作らないとでしょ(笑)

どうやらお客のオーダーは大体終わっているようで、汗をかきながらぐるぐるとスパゲッティを茹でる鍋をかき回していたのはわたしにその賄いの分け前を与えてくれるためだった様子。うれしいなあ。

「モウチョットマッテテ」と言いながらちっともわたしのお弁当を作ってくれなかったのはそのため。足止め(笑)のため。なんとまあ、愛があるなあ。

 

カーンさんがスパゲッティを袋に詰め込みます。また「サービスだから!」とか言っているし!

なので「じゃあお釣りいらない!」と小銭貰わず。このやりとりが毎度なんですよね。楽しくて、お互いニヤニヤしてしまうよ。

弁当抱えてさっさと退散、です。

 

さて、おうち。

カーンさんの賄いスパゲッティ、基本はこれ、混ぜミートソースのイメージなんです。

あくまでナポリタンではなくて、ミートソースを和えた感じ、と言いましょうか。スパゲッティはふにゃふにゃで、細切れで、箸、スプーンで食べてもいけちゃうこの感じ。

うん、なにかあれです。インド亜大陸周辺国のスパゲッティの調理っぽい。わかる。いいなこの感じ。

 

それで、そこらへん含めてこの賄いスパゲッティの個性となっているんじゃないかしら。うん、これはまちがいなく個性です。

その上にもう一枚、油とスパイスのパキスタンレイヤーを重ねてやるとこの賄いスパゲッティが誕生するというわけです。

目で見える具材はみじんのタマネギと少しの挽肉、ピーマンとニンジン、フレッシュコリアンダーを刻んである様子。

シンプルなのだが実にうまい。いや〜うまいなあ、これ。クセになる系です。なんかレギュラーメニュー化してほしいわ。

 

そして楽しいことにけっこう辛い。スパイスがグッと前に出てくるのではなく、あくまでおいしい混ぜミートソースがベースで辛さとスパイスで後押しされてる感じです。

こりゃあうまい。ものすごくいい。とまらない。

 

まいったよ、カーンさん。

そしていつものC弁当。

 

あ、さすがに両方とも深夜に全部というわけにはいかんのでスパゲッティはちょびっとにして明日に取っておきました。

て、C弁当は香り。実は香りなんだよ。

 

いつも通り同じメニューを頼んでいるわけで、だからそれは当たり前なんですが、いつも同じ匂いがします。

これがなんと言おうか、このC弁当だけが醸す独特の香ばしい香りなんだよね。これは唯一無二だな、と感じます。

フタを開けると独特の香りが上がり、ああ、いつも通りだと心の平穏を授かることができる、そういうわけです。

 

この日は辛さ指定なしでスタンダード。穏やかで、このC弁当にはやはりこれだな、と納得します。

あんまり辛くしない方がこのお弁当のキャラクターにフィットしてる気がする。

いつも通りのサラダの甘いドレッシングとカレー部分との融合にうっとり。

うん、これ、ここまでいってC弁当は完成をみるのです。甘ドレッシングと野菜の水分大事。

 

今日もカーンさんに幸せをもらってしまった。

またいくね。ちょいと間があいちゃって、ごめん、カーンさん。