最近、お世話になっている放送作家の関さんがちょこちょことランチに誘ってくれるんです。それがとても嬉しくてね。
価値のあるお喋りが飛び出すし、わたしより少しお兄さん世代の人の昔の話は楽しいんです。
カレーですよ。
ちょいと行き違いがあってのべっぴん舎、臨時休業。わたしの痛恨のリサーチミス。そんなことがありました。ほんとうはべっぴん舎に行こうと思ってたんです。とはいえ駿河台下の三省堂向かい側三角地帯、カレーが食べられる店が20メートル内に実に8店舗。なんの心配もないというものではあります。この暑い中関さんには申し訳ないことをしてしまいました。
とはいえ予め代替え候補も選んでおり、そういうところでは抜かりはありません。そういうのをやっておかないとこの暑さでは命に関わるよね、ほんとうに。
さて、例のクラシック&ドラマチックなエレベーターを使って上階へ。
「Cafe HINATAYA」
久しぶりだなあ。相変わらず快適な店内で、風も通るしエアコンも涼しいし。
駿河台下上空の快適カフェは健在なんであります。
月替りの、
「辛口ラムカレー」
を注文しましたが、これが存外よいものだった。すごいおいしかった。
必要な辛さがちゃんとあって、さらりと重たくなく、きちんとコク、味わいもあり言うことがないものです。定番のチキンカレーも好きなんですが、あちらよりもより深みがあると感じました。
薄く削いだラムを使うというのもよかったなあ。
どうもラム、マトンを使ったカレーは塊肉イメージがあって重ためでいきたい時に選ぶ感があるんですよ。これは軽やかでとてもいい。こういうのいいなあ。
食事を終えてお茶を飲みつつ関さんとしばらくお喋り。
地形土地の歴史などの話や町の成り立ちと電車との関係など、雑談ではありますが大人っぽい趣味の話で楽しさが深いのです。ブラタモリをやってらっしゃるのは伊達ではないよ。
そののち三省堂の喫茶でまた少しお喋り、デジタルキッチンにも立ち寄ってくださいました。
こんな何気なくも楽しいランチから仕事が生まれることもあるのです。